雰囲気を和ませようとしたんだが……

2008年07月09日 16時43分01秒 | B地点 おかか

 

「先生、僕、貧血だって診断されちゃって……。」

「うむ、大変だなあ。」

「どれどれ、私がよーく見てやろう。」

「え?」
「……何してるんですか、先生?」

「いや、だから、貧ケツだろ?」
「なーんちゃって、はっはっはー!」

「先生、それはちょっと……。」
「ふん、もういいですよ。」

「すまん、すまん、機嫌を直してくれ。」
「ほら、私のケツも見せてやるから。」

「先生!」
「いくら先生でも、そういう冗談は笑えませんねっ。」

「……いや、ほんとうにすまん、悪かった。」

「今日は大失敗だ、私としたことが……。ごめんよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


安易な進化

2008年07月09日 15時56分28秒 | B地点 おむ

 

「あ~ 椅子の上は快適だな~」

「おい 野良猫として 毎日それでいいのかね?」
「えっ?」
「やはり野良猫ならば おのれの足で大地を踏みしめて生きるべきではないかね?」
「う~ん 言われてみれば確かに堕落かも……
いえ しかし 逆に考えたらどうでしょう?」
「進化して二足歩行動物になれば 堂々と椅子に座れるじゃありませんか!」
「へ~ん」
「しんっ!」
すっく