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僕たちが暮らす川岸で 今日 大規模な草刈りが行われた |
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昨日はこうだったのに ※ 前日（17時59分）撮影 |
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今日は こう |
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刈り取られた草は 強い日射しのせいで たちまち萎れて 茶色くなってしまった |
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隠れ家も遊び場もなくなって なんだか不安だ |
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ねえ おかか先生 なぜ草を刈るんでしょう？ |
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私にはよく解らないよ 仮に解ったとしても 私は語らないだろうな |
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不安になりませんか 先生 すぐ慣れるよ…… |
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もう疲れた |
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あたしを愛するなんて称する連中にはうんざり |
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あたしを利用したいだけじゃないの |
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そうよ 去りなさい |
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あたしは独りになりたいの |
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あたしが好きなのは |
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あたしを独りにしておいてくれるひと |
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決してあたしを好きになったりしないひと |
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最近出産したという噂の、シロさんである。 |
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なるほど授乳で腹が減るのか、ガツガツとよく食べる。 |
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おや怪我をしたのかな？ |
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さて、おっぱいを見せて貰おうか。 |
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乳首の内、少なくとも二つは、確かに使い込まれているようだ。 |
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周囲の毛が、黄色く汚れている。母乳と、仔猫の唾液とで、こうなるのだろう。 |
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乳首そのものは実に綺麗で、そのすぐ周りは毛が禿げている。仔猫が毎日元気に吸っている証左か。 |
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シロさんはすぐに帰って行った。秘密の隠れ家で可愛い仔猫たちが待っているのだろうか。 |
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炎暑である。 |
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チッチのこの口を見て貰いたい。 |
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あくびでもない、鳴いているのでもない。 |
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焦熱に耐え兼ねて、犬と全く同様に、舌を出してハァハァしているのだ。 |
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私はチッチの口腔写真を撮りまくることにした。 |
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こういう写真は中々撮れない。 |
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だが、私のカメラには素晴らしい接写機能がある。理論的にはレンズ前ゼロ ㎜ まで近付くことができるのだ！ |
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「ねえお兄さん、ただでさえ暑いのに、そんな暑苦しい撮影はやめてほしいんだワン」 「……チッチ君、顔だけでなく喋り方も、わんこになってるぞ」 |