秘薬 (その二)

2008年07月28日 18時08分00秒 | B地点 おかか

 

(承前)


やれやれ やっと媚薬の効力が薄れてきましたね 先生

まったく 酷い目に遭ったぞっ
待って下さい 媚薬に笑い薬も混じってたようです……にゃはっ
なにっ?
にゃ……にゃはっ
にゃははっ ほ ほんとだ 笑いが止まらん
にゃははっ
にゃーっはっはーっ なんとかしてくれーっ

 

※ 後日譚はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


秘薬 (その一)

2008年07月28日 17時20分00秒 | B地点 おむ

 

「この茂みの奥から、いい匂いがするぞ」
「ええ、とてもいい匂いですね、先生」

「えもいわれぬ香りだな、いったい何だろう」
「中に入ってみましょう」
「よし、私も行くぞ」
やがて出てきた両者の様子がおかしい
茂みの奥にあったのは、なんと! 「禁断の愛の媚薬」だったのである
「先生、僕、なんだか不思議な気持に……」

「……私もだ」

ちゅっ

(続く)