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「僕、こないだ、ケガしちゃったんだ」 ※参照、けが |
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「なかなか治らないんだよ……」 |
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「傷口が、ぱっくり開いてしまうんだ」 |
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「おかか先生。申し訳ないんですが、傷口を見てくれませんか?」 |
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「うむ。いいともさ」 |
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「お安い御用だ」 「すみません。よろしくお願いします」 |
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「じっくり見てやるぞ」 |
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じっくり |
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「こ、これはいかん! 大きな穴が開いてる!」 |
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「……あ、あの……それは……お尻の穴です」 |
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「へへへ。冗談。冗談だよ」 |
哀惜というエントリで、ゾシマ長老の「最期」について述べた。 しかし、この日この時、ボランティアさんから、またお話をうかがう機会があった。 ゾシマ長老は生きている。 ゾシマ長老は、或る方に保護され、病院で診察を受けた後、引き続き、その方が飼うことになるようだ、とのこと。 (そういう事情であれば、姿が見えなくなったのも当然である。) 当ブログにゾシマ長老の写真が載ることはもうないだろうが、この思いがけない続報かつ朗報を、読者と共に喜びたい。 |