強制開口の手法

2010年07月23日 18時09分41秒 | B地点 おかか

 

 

おかか先生である。

前日から、歯周病の治療が開始されたことは、既に述べた通りである。


※参照、治療開始

口の周りの、このヨダレが、歯周病の症状の、一つの目安となっている。
「う~ん、なるほど。確かに、汚いヨダレが多いですね」
「……ふん。汚くて悪かったな」
「先生、お口の中も見せて下さいよ」
「口の中を見せろだと? へん。お断りだ」
「正しい治療のためには、お口の中を直接、見る必要があるんです。見せて下さい!」
「やなこった!」
「……しょうがない。強制的に口を開けさせますよ」
「な、何っ!? ど、ど、どうするつもりだ!?」
「カメラのお兄さんと協力して……『オムイ外伝』の世界へ!」
というわけで、物語はここで突然、『オムイ外伝』の世界へと移行した。

「ぐ、ぐはあーーーッ!?」
周知の通り、『オムイ外伝』の世界では、おかか先生は「グハー」を演じないわけにはいかないのだ。

「ぐはああああ!」
「ぐはーーーーーっ!」
結局、おかか先生は、「グハー」を四回も演じる羽目になった。

「ぐはああああ!」
「も、もう勘弁してくれ……」

ガクッ