横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
2019年5月3日 初夏の森
昨日の冷たい雨も止み、森はすっかり初夏の装いとなりました。
お馴染みの白山谷戸です。田起こしの済んだ田んぼに水が入るのもまもなくでしょう。
青々とした麦。穂ももうすっかり大きくなりあとは熟すのを待つばかり。麦の刈り取りの季は夏、梅雨の晴れ間に行いますが、俳句の季語ではこれを「麦秋」(ばくしゅう)と云います先週「竹の秋」とは春のことと書きましたが、麦秋もまた知らないと???となる言葉ですね。
空き地で群生する長実雛芥子(ながみひなげし)。地中海沿岸が原産とされていますが今では日本中至る所でみられる「雑草」。美しいその姿とは裏腹に猛烈な繁殖力を持つため在来の生態系に悪影響を及ぼすことが懸念されております。
畑の隅で咲いていたこれは、花菖蒲?
釣り花。うっかりすると見逃してしまいそうな小さな花(花径7〜8ミリ程)ですが、この季節に欠かせない愛らしい樹木の花です。
小さな花の次は大きな花。二週間前には美しい若葉をご覧いただいたホオノキ(朴の木)ですが、わずか半月で葉はすっかり大きくなりこれまた大きな花(大人の男性の拳大)を咲かせておりました。花はこれ以上開花が進むとちょっとグロテスクな感じになるのでこのくらいが良いところ。木も大きくなますが葉も花も樹木としては最大級の大きさとなるホオノキです。
先週は蕾の状態をご覧いただいた金蘭(きんらん)ですが、今日は無事に開花しておりました。開花するとラン科であることが良くわかりますが、私としては先週も書いた通り蕾の状態が一番美しいような気がしますがいかがでしょうか。雑木林の林床でしか生育できない植物ですのでくれぐれも採取したりされませんように。「採ってはいけません。撮るだけ」です。
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