実家前にある建物。
物流会社の倉庫で、巨大な紙のロールの製造後、一時保管場所となっている。
いや、正確にはされていた、かな。
もともと紙の取り扱い量が急速に減少してきたここ十年だったが
そこへきての百年に一度ともいわれている、この世界同時不況。
先行の不安から、とうとう今月末を持ってこの倉庫は閉めることになってしまい
来春には、スーパーができるらしい。
倉庫は、もうすでに稼働していない状況。
ここに勤めていた社員はみな解雇になった・・・。
厳しい昨今の縮図が、ここにもある。
ひとつの事業が衰退し、新たな事業が生まれる。
それは事業サイクルが短命になっているので仕方ないことではあるが
そのなかでの雇用の問題はやはり深刻。
また、社員だけでなく、家族、取引先企業、周辺住民その他
予想もつかないほどの様々な人々への影響が出る。
会社を経営するということの責任感。
その重要さを改めて感じたね。