いつもの散歩道に「蚕の繭」を発見! 天然繭は貴重!
樫の木の落ち葉に隠れて「繭玉」を見つけた時には驚ぎ、付近を更に探すと合計三個拾う。
小さな子が実習で蚕の幼虫(毛蚕)を飼育し、繭玉を作るまでの観察学習を一度、経験。
拾った繭玉を良く観察すると、中の蛹は蛾と成って飛び立った残り繭。
昔々、カイコは農家の副業として自宅の屋根裏等を利用して飼育し、家蚕(かさん)と称していた。 人の手で育てられた蚕が屋根裏から逃げ出して野生化したのか? 周辺では綿花を栽培していたが蚕の飼育農家はいない。 周辺に桑の葉も見つからない。
大昔に家畜化した蚕は桑の葉、それも水滴が含まない新しい葉だけを与えられてきたので自然界では生きてはいけない。 散歩道で拾った繭は「ヤママユガ」と思われる。 繭の色は純白ではない。 少し、黄色味がかかっており、黄金色が褪せてきた様だ。
桑の葉を蚕に与える際、朝露やにわか雨などの水滴は禁物。 ゆえに、いつも川辺で遊んでいる河童の頭には絶えず皿が乗かかって水が満たされている。 養蚕農家に河童は近づく事が出来ないので、蚕に縁遠いい。 (養蚕家に見つかると棒で追いやられた。)
近くを更に探すとウスタビガ(「薄手火」、「提灯」)の繭が小枝にぶら下がっていた。 この繭はたまに見かける。 大きさは半分ぐらい小さく、色もかなり緑色。