大峰の河童

法螺貝を習得中 

平城遷都祭の古代行事「射礼」を見てきました。

2010年10月24日 | 日記
第二次大極殿にて弓馬術礼法小笠原教場の方たちによる古代行事「射礼(じゃらい)」の再現風景フェアを観てきました。 解説の話では国家儀礼として宮中で古代の飛鳥~室町まで一月十七日に官人が執り行った競技の行事。 詳しい所作は今では伝わって居ないそうですが、小笠原家宗家とその同門会の人々による再現ドラマに見入ってしまいました。

初めに小笠原家宗家による行事場の天地四方の魔性退散を祈念する「蟇目の儀」が執り行われました。 この儀式を見るのは今回で3回目。 宗家による儀礼は初見。 司会者の合図で一時の静寂が訪れた平城宮蹟にヒユーンと鳴る鏑の音は、古代も同じ願いだったと思い巡らします。 蟇目鏑を今年に入って廿十数個、作成してお譲りしたが、同じ音色がしているだろうか心配。

次は官人の衣装にて小笠原家の若と同門会の方達による「百々手式」が進行。 式に使う矢は白箆を使用することが詳解される。 今、作成中の箆の火入れを近々行う予定であったので色合いを決めなければならない。 それにしても介添えの方の蹲踞の姿勢に修練の姿を見せられました。

*河童の生国は小笠原藩、近所の知り合いに小笠原さんが居て、その家の兄貴に小笠原流のスイカの種の飛ばし方を遊びに教わった。 母方の祖父が武徳殿の館長をしていた時におじ達は「矢場を遊び場にしていた」と聞く。 今日の儀礼を見て礼を改めて考え直した。

隣接の会場で行われていた全日本弓道遠的選手権大会の遠的競技が古より行われていた事に感動を覚えた。

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