大峰の河童

法螺貝を習得中 

河童の手造り弓具、「木賊」と「丸竹弓」

2011年07月16日 | 日記
    

「砥草」
竹矢の仕上げに使うための砥草を昨年から探していた。 よそ様の庭に植っている物や生け花に使っている砥草は見かけていたが、ようやく、山歩きの道端に多数の植栽を見つけた。 
青い状態で数十本、狩りとって持ち帰り、陰干しする。 梅雨空に持ち帰ったので上手に乾燥ガ出来ていないが、仕上がりが楽しみだ。

「袖絡と丸竹弓」
山歩きの途中にある住宅の玄関先で「袖絡み」を発見。 警察機動隊等が持ち歩く「刺股」と違い、重量感があります。 最近作られた物かもしれませんが、捕り物道具を玄関横に立てかけて置くとは?

しかし、隣に立てかけている物を見て二度ビックリ。 「丸竹造りの弓」に大変興味を持ち、道端に5分以上佇んで観察してしまった。

外見は竿竹である。 半分に割った跡がない。 弓の成もかなりある。 長さは2m10程度、直径30~40mmぐらい? 関板は木製、切詰籐が針金模様。 握り皮や矢摺り藤もある。 

どの様に使っていた竹弓だったのか? 雨ざらしに成っている。 丸竹弓は中空? 昔の伏竹弓と云われる構造を調べてみよう。

河童の竹弓作り、「黄櫨の木の側木」

2011年07月14日 | 日記


黄櫨の板材を陰干ししていたが、そろそろ頃合いと思い、側木のサイズに製材を試みる。 ただ、乾燥の場所と方法の不具合? 拙いことに、厚さ30mmもある黄櫨材に若干、反りが生じている。

湾曲している原板材は板目材である。 材の裏表、内側面と外側面で黄色い黄櫨色の面積が違う。 どのようにCUTすれば、色合いの良い側木が有効(数本)に取ることができるか? 色々と計算してみると5本は取れそうだ。 中心部分が黄色で、外側は普通の木材の色合いである。 どのような木目が現れるか?期待が膨らむ。

出来上がり15mmの幅にCUTを試みる。 檜や杉に比べると、とても堅い。 原板材の歪みで丸鋸から煙が出てきた。 摩擦熱で、切面が焦げている。 モーターも過熱気味。 

2本、CUTした処で作業を中断する。 次の作業工程は厚みを半分にCTUして15mm角の棒状、長さ2m3のサイズに製材すれば側木のサイズになり、弓芯の材量が揃う。 ここで又、しばらくの間、乾燥させて置こう。(何十年も乾燥をする心算はない。)

その間に、竹弓制作の次の工程を調べよう。 ヒゴと側木をニベで接着する際、竹ヒゴ材の節の位置を互い違いにするのか? あて竹(笹)は片方だけか? 楔の形や打ち込む本数?