今月の勉強会は「貨幣の歴史と貨幣制度」について。 副題が「武士の給料はどれ程であったか?」
歴史書(小説など)を読む上で、その当時の収入や支出が如何程か? 歴史を学ぶ時、金銭にまつわる事項が判らず、不勉強なまま先に進んでいた。
平城遷都1300年祭で歴史資料館に展示している中に「矢を作る工人1名・太刀を作る工人2名に支給する米三升を受領」の木簡を見っける。 昨年から竹弓や竹矢を手作り中の河童の目には奈良時代の工人達の給金が気に掛かった。
士族の出目と違う我が家は先祖代々百姓ゆえ長州征伐に行くことも無く、戦で亡くなったのは小早川軍に敗れた遠先祖が居るぐらいで、今大戦でも戦死者は居ない。
叉、早くから月給取りに成ったので、戦後の農地改革時「不在地主で農地を売却した。」と言う話も聞いていない。 土地持ちではない日々の暮らしに追われる庶民には一反の田んぼからの米の収穫量の知識が無い。
史実を知る際に経済的問題を飛ばしてしまうと判らなくなる。 今後は金銭感覚を磨こう。
(勉強会の資料)
一、「和同開珎」が鋳造された奈良時代の銭1文が穀6升、または役務の日当に相当。
一、一反の田んぼから米一石(150kg)を収穫。 一人の年間消費量が一石。
一、江戸時代中ごろに「すそば」が一杯16文。 約400円 一文=\25.-
一、庶民の年間生活費が10両。 約100万円 一両=\10万
一、200石取の無役の武士は年収約900万円 1石=4.5万円で計算。
一、明治政府は1両を1円の新貨幣と交換。
一、寛永通宝(江戸時代に鋳造)は昭和28年末まで通用可能であった。
歴史書(小説など)を読む上で、その当時の収入や支出が如何程か? 歴史を学ぶ時、金銭にまつわる事項が判らず、不勉強なまま先に進んでいた。
平城遷都1300年祭で歴史資料館に展示している中に「矢を作る工人1名・太刀を作る工人2名に支給する米三升を受領」の木簡を見っける。 昨年から竹弓や竹矢を手作り中の河童の目には奈良時代の工人達の給金が気に掛かった。
士族の出目と違う我が家は先祖代々百姓ゆえ長州征伐に行くことも無く、戦で亡くなったのは小早川軍に敗れた遠先祖が居るぐらいで、今大戦でも戦死者は居ない。
叉、早くから月給取りに成ったので、戦後の農地改革時「不在地主で農地を売却した。」と言う話も聞いていない。 土地持ちではない日々の暮らしに追われる庶民には一反の田んぼからの米の収穫量の知識が無い。
史実を知る際に経済的問題を飛ばしてしまうと判らなくなる。 今後は金銭感覚を磨こう。
(勉強会の資料)
一、「和同開珎」が鋳造された奈良時代の銭1文が穀6升、または役務の日当に相当。
一、一反の田んぼから米一石(150kg)を収穫。 一人の年間消費量が一石。
一、江戸時代中ごろに「すそば」が一杯16文。 約400円 一文=\25.-
一、庶民の年間生活費が10両。 約100万円 一両=\10万
一、200石取の無役の武士は年収約900万円 1石=4.5万円で計算。
一、明治政府は1両を1円の新貨幣と交換。
一、寛永通宝(江戸時代に鋳造)は昭和28年末まで通用可能であった。