大峰の河童

法螺貝を習得中 

河童が霊峰・石鎚山の天狗嶽で修行、みかん大福を食す

2011年06月04日 | 日記
      


石鎚の天狗嶽に登って着ました。 西の川からロープウエイに乗り、1,450mに鎮座する中宮の成就社で法楽。

最初の鎖場は試しの鎖。 大峰の鎖と違って、ここの鎖は太くて頑丈で長い。 鎖の総重量は数トンにもなるので人間が数人ぶら下がっても身体を振られることは無い。 垂直に近い岩場も登り易い。

しかし、登り始めの10mや20mは容易であったが、50mを過ぎると、一息入れなければ登ることが出来ない。 そのうえ、反対側に越えるにも数十m、鎖を使って降りなければ成らない。 メタボな河童には長い鎖場は辛い修行でした。

弥山登頂時には天狗嶽にガスが懸かっていたが、暫らくするとガスの切れ間ができたので、以前、面河からの登った時に断念した天狗嶽へ今回はアタック。 途中、立って歩くと危ないところは四つん這いに成って進む。 石鎚桜の可憐な花が未だ数輪、咲いていた。

予備日には口ノ宮本社・石手寺にお参りし、道後温泉を楽しむ。 伊予市の国道脇で土産物屋に入ると、みかん大福・キュウイ大福を発見。 タルトと共に美味しい新茶で食べる時が楽しみ。

河童の奥駈けが始まる

2011年06月01日 | 日記



「戸開け式」
今年の戸開け式は例年に比べ残雪が残る、寒い山上でした。 新客一人と3名で夜中の10時から歩き始める。 気温は低く、歩きやすい山行きであったが、何時もの通り最後に宿坊に到着する。 

鐘が鳴るまで未だ時間が有り、休息を試みるが寒くて仮眠することも出来ず、ただ寒さを我慢する。 一番の鐘で準備を始めた役講の知り合いと半年振りの会話が弾む。

少し、少ない人数の戸開け式ではあったが、例年通りの鍵渡し式や本堂秘密の尊像、柴燈護摩などを新客と共に参加した。 例年、明るくなる前に降り始めるが、今年は何枚か?スケッチをするため、単独で山上に留まる。

早朝の薄明かりの中、総門や本堂に掲げられている提灯の明かりが、暖かく感じた。


「奥駈け」
出発地の柳の宿から、既に小雨。 道中では今年も回峰行の方(去年の行者殿より背が高い方)と07;30頃、すれ違った以外、何方様にも会わず五番関に到着。 昼食後、女性一名と分かれて、洞辻茶屋を目指す。

今年の新客は二十代。 若く方は足取りも軽く、鎖場なども、難なく登っていきます。
台風接近の雨天の中、鐘掛岩の行場を見ることを欲する。 先達の指示に従う様に声をかける。

接近している台風の強さを考えると、明日は、大橋に下山するのは仕方がない。 所々に咲いているシャクナゲの花を愛でながら、下り道の階段を登って宿坊を目指す。