
万博会場は3番目に埋め立てが完了した夢洲が会場となる。
大阪の海岸付近は長年にわたり此花区・港区・住之江区の沖合を埋め立てて咲州、舞洲、夢洲に住宅地や港湾関係施設が整備された。
更に、万博会場の西方沖合では今以上に広大な通称、大阪沖埋立処分場の新島地区(工事中)が進行中。
海面の埋め立について歴史を振り返ると古代、河内湖と称されていた生駒山の西側の内海が近世にはいると大和国の大和川から大量の真砂土が流れ込んだ。 更に、北方からは伊賀・山城の木津川や宇治川・桂川などの淀川水系からも土石流が流れ込み川床が上がり、陸地化が進んだ。
川底が上がった原因は花崗岩が風化して真砂土となり植物を養育した山々から大量の木を切り出し、万博の大屋リンクの様な建築物(城・寺社・町家等)に使用した事により奥山が荒れた。
一説に、秀吉の大阪城や秀長の大和郡山城などの豊臣兄弟が築城・城下町の建築に時を置かず行われた生駒山の石材が切り出された事により山道が荒れた事も一因か? (石垣に使われずに放置された通称「残念石」が会場に運ばれた)
近代は海岸側に面した町中の木津川・尻無川・正連寺川・安治川(旧淀川)はヘドロが堆積し、メタンガスが発生して川面にガスの泡が一面に浮き上がっていた。 道頓堀などは恥ずかしくなるほどのメタンガスが発生していた。その状況は1~2cmぐらいの大きなメタンガスの泡が水中から空気中に浮き上がり拡散した状況はどぶ川特有の匂いがしていて、グリ下・戎橋上で留まり写真などを撮る風情ではない。
これらのヘドロは長い期間に渡って川ざらへ(浚渫)して天保山や大正新山が作られてきた。現代の埋め立ては都市部の地下鉄や高層ビルの地下部分の掘削残土や社会生活に伴い生じた廃棄物の焼却灰など。
町中の堀割りは埋め立てられ、地下水のくみ上げが減少したお陰で、地盤沈下現象が無くなる。海水面より低くなった差を保っには港区全区の道路・建物や市電軌道を2m近く、嵩上げした跡地を各所で見ることができる。
埋め立て土木の施工のお陰で各河川が奇麗になり、川を住み家とする河童一族は澄み切った川で楽しく遊ぶ事が出来た。
この度は海上に近い埋め立で親近性に乏しいが、夕日が素晴らしい万博会場を投稿写真の如く、ミャクミャク君を模したキ-ホルダが作られた。
4月15日入場のQRコードをスクリーンショットして印刷、チケット情報を両面テープで固定してる(QRコ-ドはコミャクで隠している)。
この新兵器でスマホを起動することなく万博に入場して見学を行いたい。