大峰の河童

法螺貝を習得中 

河童の竹弓造り 「関板の加工」

2016年09月20日 | 日記

古家の解体現場に遭遇すると床柱や床框に弓の関板に再利用できる銘木が破棄されて無いか、気にかかっています。

手元で関板に加工する予定の材料は縞黒檀、枇杷、山桜の切れ端を所有しているが、初手の竹弓造りにつき側木の切れ端の黄櫨を使う。

関板は単に弦を掛けるだけで無い事は判っている。小さい頃の弓には関板が無い為、弦の張力に負けて竹の三つ角が裂けてしまう。短い弓、強い弓や三つ角の加工具合で良く壊れていた。

弓矢で合戦遊び中に弓矢が壊れて、降参することが無いように弦輪を掛ける弓の個所を糸で強化していた。もちろん、握りの中央部分も重ね竹にして張力に耐える加工をしていた。

夜店で売っている吸盤付の弓矢に比べると凄く強力な弓で、矢は鏃先を安全に加工していたが対戦相手を直接的にしている危険な合戦遊びだった。

しかし、子供の遊び道具の弓と違って本格的な弓の関板には、それなりの役目が有り、形状が上・下の関板で違いが出来上がっている。サイズや曲線の加工具合は手探りとなる。
まず、一つ造って、その形状は作製の過程で修正を加へる事にした。

上・下の関板の湾曲の程度、長さの比較が、今後の参考に成る様に定規も併せて造る。

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