大峰の河童

法螺貝を習得中 

蟇目鏑の材料確保

2021年07月01日 | 日記
    

蟇目鏑の材料を検討
昔、庭木の青桐の枝で良く木刀を作った。
幼少期は剣豪ブームであり、軽くて、湾曲の無い桐の枝は木刀に最良の材料であった。
柔らかい木目は力のない子供にも肥後守で簡単に加工できた。
記憶を頼りに朴や桐を探しに野山を散策。 「桐を発見!」 
街路樹に良く植えられていた青桐と樹皮が違うので、少し切ってリックサックに入れて持ち帰った。 
軽い桐であっても伐採したては水分を含んでいて、直径が20cmぐらいもあり、重くて多少疲れた。

この桐材を乾燥させ、使用できるまで中国産の簀子を代用品に使って蟇目鏑に挑戦。鏑の目が蟇蛙の目に似通っているそうです。
弓道の式典を遠目から見た所では河童の目にも似ていると私は思う。
河童の地元では戦に敗れた将の奥方から指示を賜るために庭先で「目を見開」き聞き入る河童の姿が伝えられている。
今となっては如何なる作戦か? 白い蕎麦の花が咲くころに蟇目顔した河童たちが大勢集合して指図を受け、警戒に当たった。

何れにしても、安い材料で簡単に加工でき、蟇目の形状を変えて試作を要する。尚、試作品の試射を如何に行うか? 
射手から離れて飛翔中の蟇目鏑の音量を体験したい。
河童が詫び状を書いた海辺(海峡)の潮騒に負けない鳴り鏑の音量を越えたい。完成品した際の試射方法が難題。