大峰の河童

法螺貝を習得中 

4度目の奥駈けを歩き終えて。

2010年08月31日 | 日記
吉野から本宮大社までに絶景ポイントが沢山ある。 携帯のカメラでその時々の思い出に撮影しているが、そのことで、撮影日時が記録に残り、次の山行きのコースタイムとしている。携帯のGPSは電波の通じる場所は少ないが重宝する。 但し、電源は切って置き、歩く事。

地下足袋は1㎝大き目で無ければ、降りで爪を傷める。 エアー機能の上、中敷(インソール)を使用するのがベスト。 石灰岩や火山岩などの硬い岩石の奥駈け道が多い。 
今年は登山靴2名、地下足袋1名の方のソール部分が剥がれた。 
(接着剤やハリガネまたは予備の地下足袋を用意して、山行きをしている方を複数存じ上げている。)

非常食や常備薬と共に虫除剤が必要。 南に行くほどヒルとダニが増えてくる。 コバエやブヨは全行程にいる。 一昨年、七越峰でスズメバチにカチカチと威嚇された。 筋肉の急激な痙攣を防ぐ漢方は手放せない。

(写真は朝霧をスクリーンにして丸い虹が映し出された非常にタイミングの希な現象です。 日の出を背にして、河童の影が虹の中心に来るようにして携帯撮影。 場所は大森山の登り口。 ブロッケン現象。)

河童の涼しい夏が終わった。

2010年08月30日 | 日記
奥駈けから帰って来ました。 雨に遭わず、そよ風が吹く中を笠捨山・玉置山・大森山・大黒天神岳・七越峰・熊野川の川渡り・旧社地と歩きました。

下界は猛暑が続いていますが、奥駈道では日中の気温は25℃前後、夜間は20℃を切って、毛布や冬布団に包まれて睡眠を取りました。 大峰の山々には既に秋が訪れて居ました。

水不足をおこすと河童は頭の皿が干上がってしまい熱中症を発すると昔から伝えられています。 奥駈けは尾根道が大半で、途中の補給は水場まで10分や15分脇道を下ると表示している。 しかし、実際は倍近く覚悟し、水質の悪い枯れた水場もある。 飲料水だけで、大目の5リッターを持って、歩き始める。

大森山の登りで、登山道を塞いでいる倒木の下を四つん這いになって通過したときに少し足を痛めた。 その後ペースが落ち、七越峰では広場から巻き道を通り、河原に降り立つ。

熊野川の川渡りは水量が少ないが、膝下までしか無い浅い処を捜して渡河。 川流れに遭う行者も無く、メンバー男8名、女3名、合流者1名で本宮大社に無事修行を報告。

(途中からご一緒した年配の方は横浜から、お一人で歩かれていた。 25kgのリックを担いで、山上・弥山・深仙・行仙・玉置で宿泊するも、野宿の準備も携帯。 JR新宮でお別れしたが四国も歩きで巡ったとの事。)

「池田愛宕火(がんがら火)」の祭りが開催される池田に行って来ました。

2010年08月24日 | 日記
「がんがら火」は日が暮れてから駅前商店街付近で松明の巡行が有り、五月山の斜面では文字火が浮き上がります。
日中は山頂の愛宕神社で大柴燈護摩供が厳修されました。 山の上は水源が乏しいため、消防署のタンク車が2台待機し、山林火災防止のためホースに水圧力をかけ、何時でも放水できる準備を整えている中で修されました。

猛暑の中、大量の炊きあげる護摩木の熱風で参列者の体調を気遣う行者は結界内で壁と成っていたが、終了間際には消防署員は凍らせたペットボトルを持って境内を走り廻っていました。
 
今年は熱中症が随分報道で話題になった。 週末の奥駈けには十分な水(塩分)を準備して行こう。 映画、「河童のクゥと夏休み」の最終場面でダンボール箱から出てくるシーンが目に浮かぶ。

河童の竹矢造り、「重量を測る、棹秤と矢の中心を測る支点小物」

2010年08月23日 | 日記
4本揃いの竹矢の重量を揃えるには、1g単位で測れる秤が必要。 手元には料理用の秤しか無いので早速、棹ばかりを作製する。
材料は 1.皿は缶ビールの底部分を利用。
    2.銀行へ両替に行き、1円硬貨の1枚が1gの目盛とする。
    3.分銅は釣具店で鉛の錘を購入。
    4.棹は木の丸棒。

完成した棒ばかりで手持ちの鏃と筈を計量すると、計2g。 削りを完了した箆を量ると28g~45gも有る。 30gの矢を計画していたので、余りにも大きなバラツキに困惑。 箆の厚みを更に15gも均一の削る作業が出来る?

竹矢の中心を計測する支点小物を鉛で作製。 重量にバラツキの有る箆を計測すると、やはり前後3cmも中心点が違っていた。 

今日、製作した小物2点で計測した結果。 鉛でバランスの調整限度を超えている。いま少し、涼しくなってから七輪に火を入れ、再度、3組の箆に手を入れる必要が判明した。 

芝栗とシロオニタケに出会いました。

2010年08月18日 | 日記
 

山頂までの道すがら法螺貝の練習をして来ました。 山の上は多少、涼しいと思い、ガンバッテ登りました。 色んな種類のセミが鳴く、雑木林の中を、高度を上げて登ります。 

昔は、松茸狩の臨時電車が出たと言われている山の尾根道には今でも沢山の赤松があります。 今でも、「山立入禁止」の看板を目にすることが有ります。 写真は途中の道すがら見つけた「芝栗」と「シロオニタケ」です。 其の内、松茸を見つける事が有るでしょう?。 秋が近くまで来ています。 

さすがに山頂は2~3度、気温が低くい。 風の通る日陰で法螺貝の練習に力が入るところですが、他の人達が大勢います。 下手くそな、大きな音では迷惑でしょう。 一休みした後、来た山道を引き返す。