大峰の河童

法螺貝を習得中 

竹法螺の作製

2015年02月22日 | 日記


河童のご先祖さまの故郷を調べてみると、村誌に[年貢を収納する際、「竹ボラ」を吹いて集落を回り、郷蔵に年貢を持ち寄る時を知らしていた]と云う。
「竹ボラ」とは如何なるものか?興味が湧き、ネット検索すると各地では竹製の法螺を使っていた模様だ。農民一揆で多数の人数が一斉に「竹ボラ」吹いて、代官や村役人を威嚇していた様だ。今でも南予地方では祭りに「竹ボラ」を吹いている。

 直ちに山に分け入り、竹を切り出してくる。法螺貝に対する長さや太さ及び穴の大きさ等を替える為、数個の材料を用意する。穴の開け方は手回しのドリルで開ける。手加減しながらドリルを回して穴を開けると竹が割れずに済む。吹き口はナイフで綺麗に面取りする。

出来上がった「竹ボラ」を早速吹いてみると、良い感じで大きな音が出る。只、高音が出ない。「竹ボラ」で調べ、発声、返し、吹上、留め、揺り、甲音、乙音などを試みるが不可。
法螺貝の五旋律に近い音色が出れば、高価で重い法螺貝に替る物と少し期待していたがかなわず。 

村の「郷蔵」の位置や面積、管理者等を調べた記事を読んだことが有る。年貢米を保管する村々の建物を郷蔵と称し、その蔵の鍵を管理していた村の家の屋号を「加儀屋」と名乗っていたそうだ。