昔々の話です。上村には神様が放った天羽羽矢が飛んでいた、矢田の矢落神社に落ちた3本の矢は村の上空を横切った。弓の弭に留まる鵄が住む。このような大昔の伝説が上村にたくさん伝わっています。昔から村の真ん中には上津鳥見路に沿って流れる富雄川にはたくさんの鳥たちが住んで居て、狩場に成っていました。地位の高い役人が上村の狩場に来て白鳥などを弓矢で射て、狩をして腕前を競っていました。
ある日、弓矢の腕前が下手な役人がたくさんの家来を連れてやってきました。さあ大変です、空を飛ぶ鳥を狙った矢が間違えて何時、岸辺に飛んでくるか心配です。付近の川で遊んでいた河童たちは急いで富雄川に流れる寺谷川を上り「鬼ヶ坂」に隠れます。
その日、役人が帰って行った後に沢山の弓や矢が残されていました。白鳥や鴨などの獲物が取れなくて、弓矢を捨てていった様です。普段、河童たちは弓矢で遊ぶことはしません。しかし、今日は川で楽しく遊んでいた途中を邪魔されました。落ちでいる弓矢で「鬼ヶ坂」から遠くに見える鬼取の村に向かって弓矢を射て遊んでみました。
矢が飛んで落ちる途中にはたくさんの村人が働いています。大変危ないので矢田の行者山で修行していた山伏が河童たちの弓矢を取り上げ、塚に埋めてしまいました。それからは上村の空には矢が飛び駆る事が無い平和な村に成ったそうです。弓矢を埋めた「鬼ヶ坂」を弓塚と言い、山伏は西村の行者と言われているそうです。田畑では石の鏃が見つかっています。
ある日、弓矢の腕前が下手な役人がたくさんの家来を連れてやってきました。さあ大変です、空を飛ぶ鳥を狙った矢が間違えて何時、岸辺に飛んでくるか心配です。付近の川で遊んでいた河童たちは急いで富雄川に流れる寺谷川を上り「鬼ヶ坂」に隠れます。
その日、役人が帰って行った後に沢山の弓や矢が残されていました。白鳥や鴨などの獲物が取れなくて、弓矢を捨てていった様です。普段、河童たちは弓矢で遊ぶことはしません。しかし、今日は川で楽しく遊んでいた途中を邪魔されました。落ちでいる弓矢で「鬼ヶ坂」から遠くに見える鬼取の村に向かって弓矢を射て遊んでみました。
矢が飛んで落ちる途中にはたくさんの村人が働いています。大変危ないので矢田の行者山で修行していた山伏が河童たちの弓矢を取り上げ、塚に埋めてしまいました。それからは上村の空には矢が飛び駆る事が無い平和な村に成ったそうです。弓矢を埋めた「鬼ヶ坂」を弓塚と言い、山伏は西村の行者と言われているそうです。田畑では石の鏃が見つかっています。