大峰の河童

法螺貝を習得中 

河童の手作り弓具、「矢筒」

2011年02月08日 | 日記
     


自作の竹矢を作って壁に立てかけていると、掃除の邪魔になる。 矢を入れ物が必要になって、矢筒の作成に取り掛かる。

最初に紙管で矢筒作成を考える。 直径や厚みの適当な材料を探すが、見っける事が出来ない。 そこで以前、弦巻き作成時に使用したエコテープで取り掛かった。

エコテープを裂いて細くしてから直径、6cmの木製円柱を芯にして編み始める。 縦は21本の平編み。 5cmほど編みあがると、円柱から編み上がりをずらして、徐々に編み上げていく。 羽の収納部分は径の太い、ポテトチップの空筒を利用して、印籠造りの蓋にした。 一本目を作り上げて見ると、縦糸がかなり歪んでいる。

やはり、エコテープの平編みだけでは手加減の調子が、揃わない。 2本目は紙管に変わる材料を探していると、塩ビの雨樋に出会った。 少し、値段は張るが薄手の物、径の違う物を購入。

径4cmの雨樋を中芯にして、外側をエコテープの平編みで編み上げていく。 途中で模様編みを一部に加える。 羽根の収納部分は径6cmの雨樋にした。 塩ビの筒が芯に成っているので、かなり強く編んで行っても縦糸の歪みを防ぐことが出来、編み上がりに満足。 長さ1m05cmの矢筒が完成。


白色のエコテープを使用した為、出来上がりまでに手垢が付いて黒ずんでしまった。 次の行程は防水の為に、鏑矢作りで使用したカシュ塗料の残りで渋い色を付け、箙の作成時に経験した飾り紐で矢筒紐を作る作業に進もう。