毎日適当

読書の記録を保存しています。読書メーターと同じ内容を貼り付けていますが…。以前はガンプラを作って写真を保存してました。

ローマ人の物語42 ローマ世界の終焉[中]

2021-09-21 19:05:00 | 簡単レビュー
この巻の最後「ローマ帝国滅亡」という見出しの節。本当にローマは滅びたのだ。しかし、滅亡の瞬間というものはないとのこと。西ローマ帝国ではロムルス・アウグストゥスを最後に、誰も次の皇帝にならなかった。だから、その紀元476年に西ローマ帝国は滅んだと。そしてローマという都市なしでローマ帝国はありえないのだから、それがローマ帝国の滅亡だということで納得するしかないようだ。
それにしても、ここでスキピオの、亡きカルタゴを前にした将来のローマを憂えた言葉を挟むセンス。塩野さん自身の言葉は必要ないということのようです。
コメント
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