大倉草紙

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【京都】 印象派の巨匠ピサロ ―家族と仲間たち― 展 (美術館「えき」KYOTO)

2008年10月01日 22時59分50秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
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京都でピサロ展が開かれているのは知っていたが、わざわざ観に行くのは億劫だな、と思っていた。
ところが、コロー展でピサロの「夏の木かげの小道」(1877)を目にしてから、なんとなくピサロが気になりだした。
そこで、今月5日までやっているピサロ展に足を運んだ。


   
      「窓からの眺め、エラニー=シュル=エプト」(1888)

展覧会のチラシにも使われている作品。
スーラの作品を思い出す。
この絵に限らず、ピサロの作品は、観る者をほのぼのとした気持ちにさせる。


   
         「チュイルリーの庭園、雨天」(1899)

いちばん気に入ったのがこの作品。
どんよりとした雰囲気が、なんだか懐かしい。


          
            「淡紅色のしゃくやく」(1873)

このしゃくやくの絵も、いきいきとしていて美しかった。
しゃくやくの花が好きだから、余計にそう思えるのかもしれないけれど。


ピサロの子どもたちや孫は、芸術家の道を歩んだ人が多く、その作品も展示されている。

   
        リュシアン・ピサロ「降霜、チズィック」(1906)
        (リュシアンはピサロの長男)

   
       フェリックス・ピサロ「ヘミクセムの眺め」(1894)
       (フェリックスはピサロの三男)

息子たちの作品からは、父から受けた影響のほどが窺われる。
朗らかな気持ちになれる展覧会だった。


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