思い立ったが吉日

備忘録というか雑感というか・・・

心音低下

2002年02月25日 15時06分26秒 | 妊娠・出産
再び義母がお見舞いに来た頃、入院時に診察してくれた先生が病室にやって来た。

お腹の張りや痛みが無いか確認されたけど、今朝から何も変化は無かった。

でも午後から付けている心音モニターで、
たっくんの心拍数が下がっていることがあるようだった。

しばらくすると戻っているようだけど、
夜までこのまま様子を見て、心拍が戻らなくなって緊急で帝王切開になるより、
日中の産科医も小児科医もたくさん居る(人手がある)いまのうちに
帝王切開で出産したほうがいいという話しだった。

実家の両親もお義母さんも病室の外に出され、
胸部X線撮影や剃毛など、バタバタと手術の準備が始まった。

先週の検診でたっくんがどんな状態で生まれてくるかわからないと
言われていることはどちらの両親にも話していなかったので、
出産が終わって全てが分かった後に
わたし達夫婦から話しますということにして、
先生からは黙っていてもらうことにした。

続いて病室に4~5人の先生方が入ってきた。

たっくんが小さく生まれてくることが予想されるので、
保育器の準備など小児科医(新生児専門医)も手術に立ち会うということだった。

この小児科医からも、早産で小さく生まれてくることと、
羊水過多症自体、赤ちゃんに異常がある場合の症状であることもあるので、
生まれてこれない、もしくはどんな状態で生まれてくるかわからない可能性を言われた。

たっくんに緊急手術や人口心肺装置が必要な場合はどうしたいのか聞かれたけど、
もうわけがわからなかった。

何を答えればよいのかもわからずに涙だけがあふれていた。

それでも、生まれたばかりの小さな身体に
メスや器具を入れるのはいやだなと思い、
言葉に詰まりながら
「無理はさせたくないです」
と告げた。

小児科の先生方は「きちんと看取ってあげることもわたし達の仕事ですから、
ご両親(じゅんぺーとわたし)のご意向を確認したかったんです。

出産が終わってからお父さん(じゅんぺー)にももう一度確認しますから」
と言って、病室を出ていった。

どんな手段を使ってても助けたい、生きていて欲しいと思うのが母親なんだろうか?

でも正直に機械に繋がれた赤ちゃんを想像するのはいたたまれなかった。


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