聞き飽きた、いや、見飽きた台詞なのにどうしても気になってしまうものが世の中にはありますよね。自分にとっては「レアモノ」や「生産中止」というのが気になることが多いのですが、それよりも、「どうせ…」と思いつつも必ず手をのばしてしまうフレーズがあるのです。それが「ボブマーリーの再来」(ちなみに前回のブログのMISHKAもデビュー当時は90年代のボブマーリーなどとかかれていました…)。今回もこのフレーズにのせられてCDを購入してしまいました。
それがこれ。
ドミニカ国出身のレゲエ・シンガーNasio FontaineのUNIVERSAL CRY。某フリーマガジンで「ボブマーリーの再来」「ルーツ」「ドミニカの現状を歌う」「ラスタ」などなど、興味をそそる言葉の数々を叩きつけられ、購入にいたりました。このCDを買ってから調べたのですが、“ドミニカ”と名前のつく国はドミニカ共和国とドミニカ国2つあって、どちらも北米大陸と南米大陸にはさまれた海(カリブ海)に浮かぶ島にあり、彼の出身国のドミニカ国はキューバの右のもっと右ほうにある、小さい国のほうです。
帰宅後、早速聞いてみました。1曲目から声の深さにやられます。訳詞を読みながら聞いていたのですが、その内容にもやられます。2曲目、やられ具合が続きます。しかし3曲目から衝撃が薄くなってきてしまうのです。そしてようやく7曲目(だったかな?)あたりでやっぱりやられている自分に気がつくのです。ぜんぜん聞き込んでいないので簡単に良い、悪いをここに書くことはできませんが、あまりにもNasio Fontaineの声ならびに感性が深すぎて、しかもその深さが変化することなくず~っと何曲も続いていくためか、たいへん痛々しい印象をもちました。それからバックの演奏がその深さを支えるだけのレゲエになっていないのも気になりました。おそらくロック系のミュージシャンの演奏であることと、昔ボブマーリーがやったような世界戦略を考えてのことだと思います。(レゲエの枠をこえた云々、という言葉に現われています)
率直な感想を書くと…こんだけ深い人なら、もっと深いレゲエの演奏で聴きたかったな、です。新人というわけではないようなので、探すと昔の音源もあるのかもしれません。それらを聴いてもう一度ブログで紹介した方がよさそうです。それから、ドミニカという場所についてももっと知らなければダメでしょう。歌詞から察するところ、日本とは比べ物にならないほど「タフでなければ生きていけない場所」らしいので。
めちゃくちゃ太くて黒いレゲエが好きな方は気に入ると思います。シンガーではなく演奏が気になる人には向かないかもしれません。少なくともNasio Fontaine本人はぶっといレゲエ・シンガーに間違いないと私は感じています。
購入しますか?ボブマーリーの再来ですよ。
ONE LOVE
ジャマイカ旅日記「ビンギマンと呼ばれた男」はいかがですか?
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文章が下手でごめんなさい。“一応”はレゲエですよ。レコード会社もレゲエだし。ぱっと聴きはジャマイカンのレゲエと変わらないと思われる方もいると思います。それでも深さが足りない感じがしたんです、個人的に。
道内観光名所紹介は時間があれば書いていきたいと思います。
では。
ONE LOVE/Iyahkie
気になるのでどこかで試聴してみてみます!
普段はレゲエ以外の音楽を買うことは皆無なので、これを機にレゲエから派生してみようと思います。
北海道の旅のことも、お時間ありましたら書いてくださいね!