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ひとり考え続けていることを公開しています。また、文学的な作品もあります。

 [ツイッター詩149] (6月詩)

2024年06月04日 | ツイッター詩
 [ツイッター詩149] (6月詩)


取り立てて言うことはなく
ゆったりと
微かな音をたてながら
今も
流れている
流れ続けている
(退屈そうだね)
(退屈に見えるかい?)

(ものごとは
人によっても
あるいは ひとりの生涯の年齢によっても
違って見えることがあり)

時には
大荒れに荒れる
急な激しい
流れの時もあり
(いやだな)
(でも それは避けて通れない)

大きな複雑系の
現実の
小さな
一粒 二粒・・・
きっとアリさんたちも
そんな粒々の舞台を渡っているんだろう

ああ 日差しがいいね
やわらかい風も出ているし

詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6294-6297

2024年06月04日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



6294
偶然のように今ここに
そのような形の石があり
このような天候になっている



6295
地球史や人類史の流れがわかっている
一種神の視線に拠れば
それらは必然のことになる



6296
人の 神の視線の獲得の度合に応じて
偶然は
必然に転化していく



6297
そうは言っても ことばの人と言葉の世界ゆえ
人が編み出した偶然も必然も
なんら絶対的なものではなく