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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6307-6310

2024年06月07日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



6307
小さい頃と違って
水や砂や小石から遠離(とおざか)ってしまった
せわしない時間の流れに浸かっている



6308
言葉もまた 価値以前の
水や砂や小石たちの言葉とは
無縁になっている



6309
(もうひと積みしたらくずれるかな)
(おお さらさらしてる)
(きらきらまぶしいね)



6310
(それだけではないけど
時間の流れが
時給の表情なのはつまらないな)