詩『言葉の街から』 対話シリーズ
6307
小さい頃と違って
水や砂や小石から遠離(とおざか)ってしまった
せわしない時間の流れに浸かっている
6308
言葉もまた 価値以前の
水や砂や小石たちの言葉とは
無縁になっている
6309
(もうひと積みしたらくずれるかな)
(おお さらさらしてる)
(きらきらまぶしいね)
6310
(それだけではないけど
時間の流れが
時給の表情なのはつまらないな)
6307
小さい頃と違って
水や砂や小石から遠離(とおざか)ってしまった
せわしない時間の流れに浸かっている
6308
言葉もまた 価値以前の
水や砂や小石たちの言葉とは
無縁になっている
6309
(もうひと積みしたらくずれるかな)
(おお さらさらしてる)
(きらきらまぶしいね)
6310
(それだけではないけど
時間の流れが
時給の表情なのはつまらないな)