詩『言葉の街から』 マイ世界論シリーズ ６２－６５

詩『言葉の街から』　マイ世界論シリーズ



６２
例えば　自分中心で立ち働いているくせに
なぜ「日本人」やら「日本」やらを
さも大事そうに唱えるのか



６３
「日本人」も「日本」も関係ない
時代は長く長く長あくあった
そうして身近な集落で日々立ち働いていた



６４
外の世界との出会いから
「費用対効果」も「コスパ」も生み出された
少し背伸びした「日本人」や「日本」の言葉だ



６５
フツーの人々は
「力を入れた良いでき上がり」
を願って日々立ち働いている