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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6377-6380

2024年06月24日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



6377
吉本隆明『言語にとって美とはなにか』は
ことばの人の
発生の現場を貫いている



6378
もちろんひとつの論理も
現在の言葉によって
構成されて投げ出される



6379
論理や言葉の命脈は
その この あの 発生の現場に
いかに深く下り立つかにかかっている



6380
太古の人の 白熱する〈あ〉の現場が
〈自己表出〉と〈指示表出〉の織り成しとして
柔らかにすくい上げられている