東海地震想定スパコンで解析へNHK
東海地震想定スパコンで解析へ
山梨大学の研究グループが、世界有数の計算能力を持つスーパーコンピューターを使って「東海地震」による甲府盆地の被害想定の解析を行うことになりました。
被害想定の解析は、山梨大学工学部の「地域防災・マネジメント研究センター」が、東京大学地震研究所と共同で世界4位の計算能力を持つ神戸市のスーパーコンピューター「京」を用いて今年度から行います。
解析の範囲は甲府市や笛吹市など甲府盆地全域にわたり、県や市町村の協力を得て地盤構造や20万棟以上ある建物の構造、それに高さなどのデータを入力します。
そのうえで、「東海地震」で想定されるマグニチュード8.5の規模の揺れで、建物1棟1棟の揺れなどを調べ、被害の集中する地域や液状化など詳細な被害状況をまとめることにしています。
解析は今年度から2年かけて行う予定で、動画などを使って交通網のほか、水道、電力などのライフラインの影響も示したいとしています。
センター長を務める山梨大学工学部の鈴木猛康教授は「これまでの被害想定より詳細なデータを集めることができ、災害を未然に防ぐ取り組みにも活用が期待できる」としています。
05月02日 08時21分
東海地震想定スパコンで解析へ
山梨大学の研究グループが、世界有数の計算能力を持つスーパーコンピューターを使って「東海地震」による甲府盆地の被害想定の解析を行うことになりました。
被害想定の解析は、山梨大学工学部の「地域防災・マネジメント研究センター」が、東京大学地震研究所と共同で世界4位の計算能力を持つ神戸市のスーパーコンピューター「京」を用いて今年度から行います。
解析の範囲は甲府市や笛吹市など甲府盆地全域にわたり、県や市町村の協力を得て地盤構造や20万棟以上ある建物の構造、それに高さなどのデータを入力します。
そのうえで、「東海地震」で想定されるマグニチュード8.5の規模の揺れで、建物1棟1棟の揺れなどを調べ、被害の集中する地域や液状化など詳細な被害状況をまとめることにしています。
解析は今年度から2年かけて行う予定で、動画などを使って交通網のほか、水道、電力などのライフラインの影響も示したいとしています。
センター長を務める山梨大学工学部の鈴木猛康教授は「これまでの被害想定より詳細なデータを集めることができ、災害を未然に防ぐ取り組みにも活用が期待できる」としています。
05月02日 08時21分