goo blog サービス終了のお知らせ 

大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

安倍首相の挑戦を正面から受けて立った歴史家・加藤陽子メモ

2013-08-17 21:21:25 | 学習
 安倍首相の挑戦を正面から受けて立った歴史家・加藤陽子


 それまで侵略はなかったと言い続けて来た安倍首相が、内外の批判にたじろいで前言を翻したのは今年5月の国会答弁であった。 「歴史認識については歴史家に任せる」と言って幕を引こうとしたのだ。

 この安倍首相の歴史家に対する挑戦を正面から受け止め、ならば歴史家としての責任を見せてやろうと反発する歴史家が出て来ないものか。

 私は当時そう思ったものであるが歴史学者は見事に沈黙した。

 それから3ヶ月、終戦記念日に季節がやってきて、ついに私はその歴史家を見つけた。

 8月15日の終戦記念日にあわせて放映されたNHKの視点・論点という解説番組は加藤陽子東大教授の「終戦の日と歴史家の役割」というものだった。

 その内容の全体をここで紹介する余裕はない。

 私が注目したのは、加藤教授がそこで述べた次のような言葉だ。

 「戦争が起こされた本当の原因と、国家が国民に対して行った説明が異なっていたということ、この歴史の事実を伝えることが歴史としての役割にあると考えています」

 そして彼女は要旨次のように続けたのである。

 すなわち満州事変の計画者・石原莞爾が満州事変を計画した際念頭にあったのは、ソ連の脅威に対抗するため国境線を北上させるため、そしてアメリカとの最終戦争の基地とするため、全満州を占領することだけであった。しかし、このような真の意図については、国民の前には決して明らかにされなかったのだと。

 軍や在郷軍人会は、満州事変の前の年、国防思想普及運動というものを全国展開するが、ある軍人が農民に向かって演説した内容を、後に満鉄調査部に勤務する石堂清倫が聴き取ったものから再現するとこうだったと。

  「諸君は五反歩の土地をもって、息子を中学にやれるか、日本は土地が狭くて人口が過剰である。このことを左翼は忘れている。だから、国内の土地所有制度を根本的に改革することでは改革はできない。ここでわれわれは、国内から外部へ眼を転じなければならない。満蒙の沃野を見よ。〔中略〕諸君は五反歩ではなしに一躍十町歩の地主になれる。つまり旦那衆になれる」

 これが侵略でなくて何だと加藤教授は言っているのだ。

 史実をもっと勉強しろと安倍首相に言っているのである。

 歴史家は権力におもねって都合のいい部分だけを語るのではなく、一つでも多くの真実を尾発掘し、それを国民に提示しろと言っているのである。

 御用学者では決してマネのできない事である。

 日本が変わるためには、加藤教授に続く歴史家がどんどんと声をあげてこの国の歴史学会の大勢にならなければいけないということだ。

 その先鞭を切った加藤教授は勇気ある偉い歴史学者である。

 滅多に人褒めない私がそう言うのだから間違いない(了)


Copyright ©2005-2013 www.amakiblog.com

『はだしのゲン』ノート

2013-08-17 21:15:04 | 学習
13年08月17日16:10
知っておきたいことブログから
『はだしのゲン』を排除しようとしているのは在特会系?@カナダde日本語
8月16日付けのNHKニュースによると、松江市教育委員会が、中沢啓治さんの漫画『はだしのゲン』を、一部に過激な描写があるため、市内の小・中学校の図書室で子どもが自由に読むことができなくするよう学校側に求めていたことが分かったと報道しているが、下のニコニコ動画を見てもわかるとおり、4月の時点では、松江市教育委員会は、『はだしのゲン』は断固として撤去しないと回答していた。

4月16日「はだしのゲン」を撤去せよ
松江市教育委員会の回答

これほどまでに、かたくなに撤去を否定していた松江市教育委員会が、なぜ、突然撤去することになったのか。恐らく、在特会系の中島康治という高知県市会議員が、しつこく「反日的」マンガとして排除を働き掛けたようだ。問題にしているシーンは日本兵による、現地市民への惨殺が「反日的」というらしい。

地元の高知市議会では否決されたにもかかわらず、なぜか松江市教育委員会にどこからか大きな圧力をかけ、ねじ込んだようだ。ヤクザでも連れて脅したのだろうか。ネットには、中島市会議員が、ヤクザ風の在特会の男を連れて教育委員会を訪問している写真が出回っている。

中島康治・高知県市会議員のブログ「続々はだしのゲン」を読むと、この市会議員は、『はだしのゲン』を反日極左漫画、日教組と共産党が推進する漫画であり、現在の歴史認識とかけ離れていると評価している。

果たして本当にそうであろうか。私から見たら、『はだしのゲン』は、戦時中の日本で最も悲惨な出来事、米国による広島の原爆投下や日本軍による近隣諸国の支配を的確に表した物語であり、真実を的確に表していると思う。現実は、もっと悲惨であっただろう。

作者の中沢啓治さんの妻のミサヨさん(70)も、上述のNHKのニュースの中で、「教育委員会が、『はだしのゲン』を自由に読めないようにしているという話はこれまで聞いたことがなく、大変驚いている。

『はだしのゲン』は、子どもたちが読めるように描写も抑えている。それでも、一部の描写が過激だということだが、戦争や原爆の被害は決してきれいごとではないし、子どもたちに本当のことを知らせなければ、戦争の悲惨さや平和の尊さについてきちんと伝えられない。松江市教育委員会には、『はだしのゲン』を子どもたちが自由に読めるようにしてほしい」と語っている。

もし、松江市教育委員会が、ヤクザ・在特会の脅しや圧力によって『はだしのゲン』を排除したとしたら、大問題だ。「美しい日本」ではないが、右翼がよく日本を美化するために歴史を捏造するのに加担するのと同じことだからだ。

慰安婦は娼婦だったとか、強制ではなかったとか、南京大虐殺はなかったとか主張して、真実から目をそらすことで、日本人を美化しても、真実は世界中に知れ渡っているわけだし、騙せるのは日本人だけ、それも日本国内から一歩も外にでない人だけだ。

おそらく、この連中は、米軍による広島、長崎への原爆投下さえも否定したいのかもしれない。

松江市教育委員会には、なぜ、『はだしのゲン』を図書館から撤去しないという方針から撤去することになったのか、脅しを受けたとしたら、誰からどんな脅しを受けたのか、国民が納得するような説明が求められる。

戦争の歴史は、それがたとえ、どんなに悲惨であっても、その真実を後世に伝えなければならない。戦争の恐ろしさを伝えることによって、2度と同じ過ちを繰り返さないよう、子供の頃から徹底的に教育されるべきだからだ。

原発の老朽化対策、公開で審査 規制委、13年末にも

2013-08-17 17:36:53 | 原子力関係
原発の老朽化対策、公開で審査 規制委、13年末にも
2013/8/17 2:00日本経済新聞 電子版

 原子力規制委員会は、運転開始から30年を超える原子力発電所の老朽化対策を原則公開で審査する。透明性を確保するねらい。原発機器の劣化状態の評価や、保守計画の提出を求める。運転再開をめざしている原発が公開審査の対象で、再稼働に向けた安全審査とは切り離して実施する。早ければ今年末から来年初めにも最初の審査に着手する

小規模太陽光発電を結集 一括売電で収入増 山形の団体

2013-08-17 16:30:00 | 学習
小規模太陽光発電を結集 一括売電で収入増 山形の団体河北新報


山形県遊佐町の発電設備の通電式で、スイッチを入れるエネシフヤマガタのメンバー
 山形県の環境団体「エネルギーシフトヤマガタ」(エネシフヤマガタ)は、一般家庭や事業所の小規模な太陽光発電をグループ化し、東北電力にまとめて売電する「やまがた屋根ともソーラー発電所」事業を始めた。一定出力を確保して売電条件を有利にし、太陽光発電の普及につなげる。

 「屋根とも」発電所は東根、鶴岡両市と遊佐町の3カ所で、カフェ経営者らが家庭用の太陽光発電設備を設置し、発電した電力を代表者名でまとめて売電する仕組み。
 合計出力は13.98キロワット。東北電力が1キロワット時当たり42.0円で買い取り、売電収入は3者で分配する。年間60万円の収入を見込み、工事費637万円を10年程度で回収する。
 10日に遊佐町の発電設備で通電式があり、発電所として本格稼働した。
 昨年始まった再生可能エネルギー固定買い取り制度は、出力10キロワット未満の家庭用発電の場合、使い切れず余った電力しか販売できず、買い取り期間も10年間に制限される。
 出力が10キロワットを超えれば、発電全量を売ることができ、買い取り期間も倍の20年間となる。エネシフヤマガタは小規模発電を取りまとめ、10キロワット以上の出力を確保し、好条件で売電する方式を考案した。
 同様の取り組みは昨年12月、携帯電話会社のソフトバンクモバイル(東京)も「おうち発電プロジェクト」として全国で展開を始めた。
 エネシフヤマガタは発電設備の設置者を増やし、出力10キロワット以上のグループ化を加速させる。東北電力の管内であれば、県境を越えたグループ化も可能で、東北各県から幅広く設置者を募集する。
 代表を務める東北芸術工科大の三浦秀一准教授は通電式で「収益が確実に20年間計算でき、一般家庭も太陽光発電を導入しやすくなる。再生可能エネルギー普及のため、屋根もと発電所を広げたい」と語った。
 連絡先は三浦准教授の研究室023(627)2069。


2013年08月17日土曜日

水道水、そのまま飲む? 東京は浄水器使用が多数派

2013-08-17 16:27:51 | 学習
水道水、そのまま飲む? 東京は浄水器使用が多数派河北新報

 水道水をそのまま飲む人は3人に1人にとどまり、東京近郊では浄水器を使う人が多数派―。食品メーカー「ミツカン」の研究所が三大都市圏で行ったアンケートで、家庭での水の飲み方に関するこんな実態が浮かんだ。
 調査は6月に実施。東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)、中京圏(岐阜、愛知、三重)、大阪圏(京都、大阪、兵庫)の20~60代の男女計1500人から回答を得た。
 水道水を「そのまま飲む」と答えた人は38%。「浄水器や整水器を通してから」が36%、「沸かしてから」が20%で、多くの人が飲む前に何らかの手を加えている様子がうかがえる。


2013年08月17日土曜日

「復興住宅」民間が提案 組合方式、郡山の倉庫街活用

2013-08-17 16:24:00 | 学習

「復興住宅」民間が提案 組合方式、郡山の倉庫街活用


学生たちが住民の身になってデザインし、提案した復興住宅地のモデル

 民間として復興住宅地の整備手法を検討する組織「安積永盛復興のまちづくりプロジェクト」は、郡山市の安積永盛駅周辺の倉庫街約4ヘクタールを活用、住宅を再建したい住民が組合を結成し、共同で住宅街を造るコーポラティブ方式(組合設立方式)という新しい手法による復興住宅の整備を計画する。計画は、既に大熊町などの避難自治体にも提案、地域の絆を維持した復興住宅の実現を目指す。
 同プロジェクトは16日から、会津若松市の会津稽古堂で展覧会を開き、会津大短期大学部産業情報学科の学生が住民となって考えた同方式によるモデル住宅地の模型などを展示。「学生のモデルを参考に考えてもらえれば」と話している。同方式は、住民により結成された組合が土地の取得や環境の整備、建物の設計を直接行い、集合住宅や住宅地を造る。
(2013年8月17日 福島民友ニュース)

放射線量が一時急上昇 県「大雨で放射性物質降下」

2013-08-17 16:21:53 | 原子力関係
放射線量が一時急上昇 県「大雨で放射性物質降下」
 県が県内各地で行っている大気中の放射線量測定で、南会津合同庁舎駐車場の測定値が16日午後3時から急上昇した。県は「上昇した時間帯に大雨が降り、自然由来の放射性物質が降下したため」としている。
 県によると、同庁舎の午後3時の測定値は毎時0.05マイクロシーベルトだったが、同4時は毎時0.09マイクロシーベルト、同5時は毎時0.12マイクロシーベルトまで上昇。同日午後8時現在、測定値は毎時0.05マイクロシーベルトに戻ったという。
 また、南会津地方では同日、南会津町のリゾートイン台鞍、びわのかげ運動公園でも同様に数値の上昇が見られた。県によると、南会津合庁と要因は同じという。
(2013年8月17日 福島民友ニュース)

福島第1原発1、2号機「汚染水」、初日40トンくみ上げ

2013-08-17 16:20:20 | 原子力関係
福島第1原発1、2号機「汚染水」、初日40トンくみ上げ
 東京電力福島第1原発1、2号機の海側で進められている地下汚染水のくみ上げ作業で、東電は16日、くみ上げのための鉄管について整備計画数28本に対し、同日までに13本設置し、稼働を始めた同日午前11時過ぎから午後4時までに約40トンをくみ上げたと発表した。現場付近の観測用井戸の水位は低下傾向にあるが、東電は「雨が降っていない影響」と天候による変位と分析。くみ上げ効果については「今後検証する」とするにとどめた。
 地下汚染水のくみ上げ量は、同日くみ上げた40トンを含めて、鉄管に先立ち設置した集水井戸でくみ上げを始めた9日からの総量が171トンに上る。鉄管は、18日に28本全ての整備が完了する予定で、くみ上げ能力は1日当たり70トンに上る見通し。東電は、くみ上げの効果について鉄管全てを設置した上で、観測用井戸の水位データを蓄積して効果を検証するとした。
(2013年8月17日 福島民友ニュース)

測定不能のモニタリングポスト復旧 大熊の夫沢字南台

2013-08-17 16:18:10 | 原子力関係
測定不能のモニタリングポスト復旧 大熊の夫沢字南台
 県は16日、東日本大震災以降、停電のため測定不能だった大熊町夫沢字南台のモニタリングポストが復旧したと発表した。測定値は毎日公開している環境放射線量578地点と合わせて発表する。
 震災前から県が東京電力福島第一原発周辺に設置していた23地点のうちの一つ。同原発から南西2・4キロ地点にある。今年5月に停電が解消し、点検作業を進めていた。15日夕に復旧し、16日午後5時現在の放射線量は毎時13・66マイクロシーベルトだった。
 23地点のうち、大熊町夫沢の1カ所は現在も停電が続き、復旧の見通しは立っていない。この他、富岡、大熊、浪江3町にあった4地点は津波で流失した。

( 2013/08/17 09:03 福島民報 )

小泉武夫さん「元気」発信 来月14日から県内連続講演

2013-08-17 16:12:36 | 学習
小泉武夫さん「元気」発信 来月14日から県内連続講演
 発酵学、食文化研究の第一人者で小野町出身の東京農大名誉教授小泉武夫さん(69)の連続講演会が9月14日にスタートする。福島市の県立図書館をトップに県内各地で開かれる。「移動塾 天下無敵の食談義」を統一の題とする。塾長として福島の食、健康、地域づくりなど幅広い内容を語る。
 多様な食文化の紹介を通じて東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興に向かう県民に元気を与えたい-と小泉さんが発案した。福島民報社が復興戦略事業に位置付け、主催する。6回程度予定している。
 小泉さんは「福島が全国有数の食べ物産地であることを知ってもらい、産業として発展させたい。健康、活力ある農村づくりなども提言したい」と話す。
 小泉さんは鹿児島大、琉球大の各客員教授、国の各種委員、本県のしゃくなげ大使などを務めている。小説家でもあり、福島民報に平成21年4月から23年2月まで連載小説「夕焼け小焼けで陽が昇る」を執筆した。講談社文庫から発刊された。
 第1回の演題は「発酵食品魔法の力」。9月14日午後1時半に開演する。県立図書館が協力する。
 聴講希望者は往復はがきに郵便番号、住所、名前、電話番号、聴講希望人数を記入し、郵便番号960-8691 福島中央郵便局私書箱92号、福島民報社「小泉武夫さんの移動塾 天下無敵の食談義」係へ。定員200人になり次第締め切る。聴講無料。
 第2回以降の開催内容は福島民報紙上で随時告知する。

( 2013/08/17 10:17 福島民報 )
セシウム食品のセールスおじさん!歴史に残りますよ、加害者として。

郵便バイクで放射線測定 ボランティア団体が26日から郡山で 線量地図を公開

2013-08-17 16:10:49 | 原子力関係
郵便バイクで放射線測定 ボランティア団体が26日から郡山で 線量地図を公開
 放射線量を独自に測定しインターネット上に公開しているボランティア団体「SAFE CAST(セーフキャスト)」(本部・東京都)は26日から、郡山市で日本郵便の集配用のバイクを活用した空間放射線量の計測をスタートさせる。郡山郵便局のバイク8台の荷台(高さ約1・3メートル)に測定器を取り付けて計測する。9月5日までの予定。
 郡山市と日本郵便の協力。セーフキャストが開発した衛星利用測位システム(GPS)機能付きの測定器「bGeigie(ビーガイギー)」を用いる。測定器は5秒ごとに空間放射線量を自動で計測する。位置情報も記録される。データを収集し、地点ごとの線量をまとめて地図を作製。地図はセーフキャストのホームページで閲覧できる。市も今後、データを活用する予定。
 セーフキャストは、細い路地も走行できるバイクの特性に着目。管内の空間放射線量をくまなく測定することで、より正確な空間放射線量が分かる地図を作製しようという試み。計測は南相馬と田村の両市に続き3例目となる。ピーター・フランケン代表は「収集したデータが市民の安心のために役立てばうれしい」と話している。

( 2013/08/17 10:18 福島民報 )

福島成蹊高自然科学部がグーグル発表会で研究成果披露 微生物と放射性物質の関係

2013-08-17 16:09:07 | 学習
福島成蹊高自然科学部がグーグル発表会で研究成果披露 微生物と放射性物質の関係
 福島市の福島成蹊高自然科学部は、東京電力福島第一原発事故からの環境再生につなげようと湖沼のプランクトンなどの微小生物と放射性物質の関係を調べ、研究成果を17日、米インターネット検索大手「グーグル」が仙台市で開く発表会の東北版で披露する。部員は原発事故による生活の不安を乗り越え調査を重ねた。「除染に役立てば」。古里の復興を心に描き大舞台に臨む。
 自然科学部の研究テーマは「茶屋沼の微小生物~放射性物質の除去に向けて~」。部員たちが米国の研究論文に目を通し、緑藻類のミカヅキモが放射性物質を吸収する可能性があることを知った。
 「学校近くの茶屋沼にも多くの微小生物がいる。放射性物質を吸収する生き物がいるかもしれない」。部長の菅野友里奈さん(3年)らは1年ほど前から茶屋沼に通い、微小生物を収集した。
 微小生物が入った溶液に、放射性ストロンチウムの代わりに塩化ストロンチウムを溶かし、電気の伝導を調べた。その結果、時間の経過とともに電気が流れにくくなっていた。電気を流す役割のストロンチウムイオンを微小生物が体内に取り込んだことが要因と推定。「茶屋沼に、除染に利用できる微小生物が存在している可能性が大きい」との研究成果をまとめた。
 発表は菅野さんと、同じ3年の紺野透君、栗原孝明君のチームが担当する。3人は「福島のために役に立つ発表をしたい」と瞳を輝かせた。
   ◇  ◇
 発表会のグーグル「サイエンスフェアin東北2013」は17日、仙台市で開かれる。グーグルが開いているフェアの一環で、国内では初めての開催。東日本大震災で被災した本県と岩手県、宮城県の高校生らが対象で、38チームが臨む。
 ◇安積高▽安積高生物部B班「果物における保存方法とその効果」▽安積高生物部A班「イシクラゲから仮死を考える」
 ◇安積黎明高▽Nika「傘ラジオについて」▽安積黎明生物部「植物と音~植物の発芽に音が与える影響について~」▽グルメ研究会「調理における物質の代用」▽Research of Reimei「太陽熱の利用」▽黎明科学部「音力発電の可能性」▽REIMEIBAKEGAKU「磁性流体とスライムの応用」▽REIMEIらぼ「焦げの世界」
 ◇安達高▽安達高自然科学部実験班「温度差発電」▽アプリケーション班「温度差発電を何に利用できるか考えてみよう」
 ◇会津学鳳高▽SSH探究部分裂班「なぜ植物の体細胞分裂は10時半におきるのか」▽SSH探究部アブラナ班「アブラナ科植物の耐塩性に関する研究」
 ◇郡山北工高▽郡山北工高化工科トマト研究チーム「トマト茎と葉を原料とした機能性梱包容器の開発」
 ◇相馬高▽おちたま「落とすものは卵しか見当たらなくて By スタジオ物理」▽大気圧鉄道「チューブ式空気圧鉄道の研究」
 ◇福島高▽福島高藻の研究班「藻類バイオマスの可能性」▽福島高都市鉱山班「都市鉱山の採掘」
 ◇福島成蹊高▽チームA「茶屋沼の微小生物~放射性物質の除去に向けて~」▽チームZ「ミカヅキモ(Closeterium moniliferum)によるストロンチウムイオンの効果的な吸収条件の研究~原発後の放射性物質である90Sr2+の除去を目指して~」


( 2013/08/17 10:18 福島民報 )

入所待ち1万2495人 県内特養ホーム 震災前より1549人増 避難生活の長期化影響

2013-08-17 16:06:38 | 学習
入所待ち1万2495人 県内特養ホーム 震災前より1549人増 避難生活の長期化影響
 県内の特別養護老人ホームの4月1日現在の入所申込者(待機者)は1万2495人で、東日本大震災、東京電力福島第一原発事故前の平成22年同期より1549人増加したことが県の調査で分かった。県は原発事故に伴う避難生活の長期化で介護が必要な高齢者が増えていることなどが要因とみている。数年入所を待ち続けている例もあり、福祉関係者からは避難している待機者の健康を懸念する声が出ている。

 ■施設追い付かず
 平成21年以降の重複申し込みを除いた待機者数は【表】の通り。各年とも4月1日時点の状況をまとめたが、23年は震災と原発事故の影響で7月1日時点で集計した。相双地区で休止している施設の待機者数は除いた。
 待機者は少子高齢化や核家族化のため、震災前から年々増加する傾向にあった。しかし、震災直後の23年は1万289人と前年より減少したが、避難所や仮設住宅で暮らす高齢者が増えた24年に待機者が急増した。25年も同水準で推移している。
 施設の定員を増やしているが、待機者のペースに追い付かないのが現状だ。22年は定員8784人に対し、待機者数は1万946人だった。25年は22年に比べ、定員は1041人増えたが、待機者は減らず、逆に1549人増となった。
 待機者数について県高齢福祉課は「仮設住宅の暮らしが長期化するなど生活環境の変化から介護を必要とする高齢者が増加している」と分析している。

 ■「数年」のケースも
 相双地区の25年4月の待機者数は前年同期に比べ139人増加した。稼働しているのは相馬市などの8施設で、他の6施設(定員500人分)は利用休止となっている。そのため、避難先の市町村の施設に入所希望を出さざるを得ない状況が続いている。
 南相馬市は待機者に占める避難者数を把握していないが、家族の分離などで震災前より入所希望者が増加しているとみている。市介護保険係の担当者は「仮設住宅の生活で運動不足や引きこもりがちになり体調を崩す高齢者が目立つ。震災関連死にもつながりかねない」と危機感を抱く。
 いわき市は市民だけで1700人の待機者を抱える。双葉郡から避難し、市内の施設に入所を希望する高齢者もおり、実際の待機者はさらに多いとみられる。
 市内の特別養護老人ホームかしま荘(定員80人)では現在、400人以上が待機している。震災後に、それまではゼロだった双葉郡からの入所希望が増えたという。担当者は「要介護・要支援度の重い人を優先的に手続きを進めているが、入所までに数年を要するケースがある」と説明する。
 施設関係者からは県と市町村に早急な対策を求める声が出ている。

( 2013/08/17 08:55 福島民報 )

はだしのゲン 市教委が閉架に

2013-08-17 16:02:56 | 学習
はだしのゲン 市教委が閉架にNHK

松江市教育委員会が中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」を市内の小・中学校の図書室で子どもが自由に読むことができなくするよう学校側に求めていたことがわかりました。
市の教育委員会は、一部に過激な描写があるためとしています。
漫画「はだしのゲン」は去年12月に亡くなった被爆者で漫画家の中沢啓治さんが、原爆の被害をうけた広島で力強く生きていく少年の姿を描いた作品です。
この「はだしのゲン」について松江市教育委員会は、去年12月に開いた小・中学校の校長会で、すべての学校に対し、子どもが図書室などで自由に読むことができなくさせる「閉架」の措置をとるよう口頭で要請しました。
措置を要請した理由について教育委員会は「漫画のなかに、人の首を切る場面や女性が乱暴される場面など一部に過激な描写があるため」としています。
教育委員会では要請後の学校側の対応を把握していないとしていますが、学校のなかには、図書室で読むには、教員の許可を必要とした上で、貸し出しを禁止したところもあるということです。
松江市教育委員会では、「平和への願いなど作品に込められた趣旨は高く評価しおり教員が指導して平和学習の教材として使うことには問題はないが過激な描写が含まれており子どもが自由に読むことについては、疑問がある」として話しており現時点では措置を変える予定はないとしています。
08月16日 19時26分

早くも梨の出荷始まる

2013-08-17 15:58:26 | 学習
早くも梨の出荷始まるNHK

連日、厳しい暑さが続いていますが、いわき市では早くも16日から秋の味覚の梨の出荷が始まりました。
出荷作業が始まったのは、いわき市小川町にあるJAいわき市の梨選果場で、16日は梨の生産者やJAの関係者などおよそ60人が集まって開始式を行いました。
梨の栽培を手がけて50年以上になるという松本明能さん(77)が「天候にも恵まれ消費者の期待に応えられる梨ができました」とあいさつし、去年より6日早い出荷のスタートを祝いました。
続いて市場の関係者が販売開始を宣言したあと、ベルトコンベアに乗せられた取れたての梨が糖度や大きさごとに選別されて市場に向けて次々と出荷されていきました。JAによりますと、16日から出荷される梨は、わせ種の「幸水」で春先に気温が低かったため当初、品質が心配されましたが、その後は持ち直し、このところの暑さで甘みも増しているということで、事前に行った放射性物質の検査でも特に問題はなかったということです。
いわき市では来月上旬からもう1つの主力品種「豊水」の出荷も始まります。
08月16日 18時55分
信じられない!