河北新報
東日本大震災からの復興を願い、米中枢同時テロの遺族らでつくる「9.11家族会」のメンバー7人が3日、福島第1原発事故で放射線の除染作業が続く福島県郡山市を訪れた。地元の子どもたちや市民と交流、不安や悩みなどの思いを共有した。
家族会メンバーは、放射線を心配せずに遊んでもらおうと市が震災後に開設した大型屋内遊び場「ペップキッズこおりやま」などを視察した。
メンバーは屋内の砂場に驚いた表情で、保護者に「今の悩みは」などと尋ねるなどした。「夏のサンタクロース」の装いで、子どもたちにお菓子などのプレゼントを渡して励ました。
娘の佑奈ちゃん(2)と訪れた郡山市の会社員石井孝弘さん(42)は「放射能の不安、テロの不安とそれぞれあるけれど、思いをともにする機会になった。アメリカから励ましに来てくださり、ありがたいです」と感謝した。
家族会メンバーの女性デザレー・ブッシェさんは「復興には忍耐強さが必要だけれども、人は立ち直ることができるというメッセージを伝えたい」と語った。
家族会による被災地訪問は昨年に続き2回目。悲しみを分かち合い被災者を励まそうと、8日までの日程で福島、宮城、岩手3県の仮設住宅や医療機関に足を運ぶ。
2013年08月04日日曜日
東日本大震災からの復興を願い、米中枢同時テロの遺族らでつくる「9.11家族会」のメンバー7人が3日、福島第1原発事故で放射線の除染作業が続く福島県郡山市を訪れた。地元の子どもたちや市民と交流、不安や悩みなどの思いを共有した。
家族会メンバーは、放射線を心配せずに遊んでもらおうと市が震災後に開設した大型屋内遊び場「ペップキッズこおりやま」などを視察した。
メンバーは屋内の砂場に驚いた表情で、保護者に「今の悩みは」などと尋ねるなどした。「夏のサンタクロース」の装いで、子どもたちにお菓子などのプレゼントを渡して励ました。
娘の佑奈ちゃん(2)と訪れた郡山市の会社員石井孝弘さん(42)は「放射能の不安、テロの不安とそれぞれあるけれど、思いをともにする機会になった。アメリカから励ましに来てくださり、ありがたいです」と感謝した。
家族会メンバーの女性デザレー・ブッシェさんは「復興には忍耐強さが必要だけれども、人は立ち直ることができるというメッセージを伝えたい」と語った。
家族会による被災地訪問は昨年に続き2回目。悲しみを分かち合い被災者を励まそうと、8日までの日程で福島、宮城、岩手3県の仮設住宅や医療機関に足を運ぶ。
2013年08月04日日曜日