GAIA所員のひとり言

建築設計事務所の一所員の、建築はもちろん、社会の様々なことについてのひとり言。

「ハゲタカ」に夢中です♪

2009-06-23 17:53:46 | Weblog
今回ご紹介するのは、映画「ハゲタカ」
 
「誰かが言った。人生の悲劇は二つしかない。ひとつは、金のない悲劇。
そしてもうひとつは、金のある悲劇。世の中は金だ。金が悲劇を生む。」
 
この名言が有名となりました。
もとは小説。そして、NHKでドラマ化され、今回映画化する運びとなりました。
わたしは映画が初の「ハゲタカ」との接点。
ただし、映画を理解しやすく、事前情報として小説やドラマの内容を確認しているうちにこの面白さにかなりハマっていきました。
 
  ←映画のチラシです♪
 
【ストーリー】
世界金融危機 前夜。
日本のマーケットに絶望し、表舞台から姿を消した天才ファンドマネージャー・鷲津の元に、かつての盟友・芝野が現れる。中国系巨大ファンドが買収に乗り出した、大手自動車メーカー「アカマ自動車」を危機から救ってほしい、というのだ。日本を代表する大企業「アカマ」の前に突如現れたのは、“赤いハゲタカ”こと劉一華(リュウ・イーファ)。
豊富な資金を背景に、鷲津を圧倒し続ける劉ら中国ファンドの真の目的とは!?
 
日本経済に対する問いかけ。
雇用情勢、サブプライムローン、中国ファンドの脅威、リーマンショックなど現代の社会が抱える問題を浮き彫りとし、今という時代を真正面から描いた作品です。
利益追求のために手段を選ばない、海外の「ハゲタカ」ファンドや投資銀行の実態。また、それに翻弄される企業と労働者の姿がリアルに描かれおり、大変内容の濃いものとなっています。
2時間14分という時間におさめるために、多少曖昧なところを残しますが、それ以上に見入ってしまう箇所が多いため、個人的にはとても見る価値のある作品に思えました。
投資に興味がない人も、これを見たら少し興味が沸くのではないでしょうか。私がまさにその1人です

冒頭に出したあの名言。
映画の物語では、中国ファンド「赤いハガタカ」として登場する劉一華の生き方を通して、この言葉が表現されているように私は感じました。
ある派遣労働社員に彼は言います。
「誰かになれ!」
自分の存在を強くもたなきゃだめだという意図を込め、彼は言うのです。
しかし、結局言った本人である劉一華が誰にもなれないまま散っていった言えるのではないでしょうか。。。
あまり詳しく書くとネタバレになってしまうので言えませんが、彼の人生そのものがお金のない悲劇、そしてお金のある悲劇に振り回されてしまったのです。
あまりにも切なくやるせない気持ちになります。。
 
登場人物もそれぞれ魅力的で、金融に詳しくない方でも十分楽しめる作品となっています
ぜひぜひみんさまご覧になってみてください
 
わたしはただ今小説読み中です♪
そして、映画よりもっと面白いと聞くNHKのドラマをぜひ見てみたいと思っています
tomo
 
 

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