今回ご紹介するのはコーチング本『コーチングの神様が教える「できる人」の法則』です
著者はかのジャック・ウェルチ元GE会長をコーチした、コーチングの第一人者であるマーシャル・ゴールドスミス氏。
その著者のコーチング本ということで、どれだけ難しい体系的で技術的なコーチング理論が展開されるのかと思っていたら、なんともいい意味で裏切られました!!
とてもわかりやすく、そしておもしろいっっ!!
エグゼクティブどころか、後輩がひとりでもいる若手まで、少しでもコーチ的な立場にいる人なら心しておきたいことが山ほど書いてあり大変ためになります
本書の前半で著者は、成功した人ほど強みをもっている一方で、その強みが部下をもったときに悪い癖となってしまうことを指摘しています。
経営者やリーダーの多くは次のような悪癖を持っていて、それが職場に悪い影響を与えているといいます。
1. 極度の負けず嫌い
2. 何かひと言価値を付け加えようとする
3. 善しあしの判断を下す
4. 人を傷つける破壊的なコメントをする
5. 「いや」「しかし」「でも」で話を始める
6. 自分がいかに賢いかを話す
7. 腹を立てている時に話す
8. 否定、もしくは「うまくいくわけないよ。その理由はね」と言う
9. 情報を教えない
10. きちんと他人を認めない
11. 他人の手柄を横取りする
12. 言い訳をする
13. 過去にしがみつく
14. えこひいきする
15. すまなかったという気持ちを表さない
16. 人の話を聞かない
17. 感謝の気持ちを表さない
18. 八つ当たりする
19. 責任回避する
20. 「わたしはこうなんだ」と言いすぎる
2. 何かひと言価値を付け加えようとする
3. 善しあしの判断を下す
4. 人を傷つける破壊的なコメントをする
5. 「いや」「しかし」「でも」で話を始める
6. 自分がいかに賢いかを話す
7. 腹を立てている時に話す
8. 否定、もしくは「うまくいくわけないよ。その理由はね」と言う
9. 情報を教えない
10. きちんと他人を認めない
11. 他人の手柄を横取りする
12. 言い訳をする
13. 過去にしがみつく
14. えこひいきする
15. すまなかったという気持ちを表さない
16. 人の話を聞かない
17. 感謝の気持ちを表さない
18. 八つ当たりする
19. 責任回避する
20. 「わたしはこうなんだ」と言いすぎる
上記の20の悪癖のうち、いくつ当てはまるものがありますか?
してないつもりでもしてしまっていることがあるものです。自分自身で判断がつかない場合は周りの人に聞いてみるのもいいでしょう。
悪癖を一度にすべて直すことは不可能です。まずは1つか2つに焦点を絞り、それを意識して行動してみてください。それだけでも、自分自身や周りに大きな変化が現れるはずです。
また、リーダーは自分を見つめる鏡を持ってみてください。自分の顔や姿を毎朝鏡で見て確認するように、自分の行動についても振り返る癖を持つ必要があります。
また、リーダーは自分を見つめる鏡を持ってみてください。自分の顔や姿を毎朝鏡で見て確認するように、自分の行動についても振り返る癖を持つ必要があります。
行動の「鏡」を持ち、毎日鏡に映る自分を確認、それを意識し少しずつ悪癖の改善に努めます。それが行動変革につながっていくでしょう
後半では、良きリーダーになり良きチームをつくるための手順「フィードバック」→「謝罪」→「公表」→「聞く」→「ありがとうと言う」→「フォローアップ」→「フィードフォワード」…が具体例も交えて分かりやすく示されています。
その中でわたしが特に心惹かれたのは「聞く」の箇所で例として出された、いわずとしれた米国の大物弁護士デイビッド・ボイズの人柄
彼はすごい!
彼は、出会ったその人がどのような人であれ、相手のことを考え、気にかけ、敬意を示し、相手が自分にとって特別なかけがいのない存在と感じさせることができる人なのです。何がすごいかといえば、出会う人を重要度に応じてランクA,B,Cと区別することなく、誰にでも同じように接することができることにあります!!
この能力は非常にすばらしいと思います。なにより人として非常に魅力的であるとわたしは考えるからです
ぜひそうありたい。
この能力は人の話を集中して聞くことがポイントとなります。そのため、この能力を磨く方法として著者は次のような、練習方法を挙げています。
目を閉じて、ゆっくりと50まで数える。1つだけ気をつけるのは、その間何も考えてはいけないという点で、数をかぞえることに集中しなくてはならない。
ぜひこの練習を行い、常にそうあれるように心がけます!!
当たり前なこと、難しいことを色々な角度から、丁寧に事例を加えながら説明してくれています。
ためになることばかり。自分自身と向き合うために、このコーチング本を愛読していきたいと思います
tomo
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