シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0287■やってきたライジン

2007-08-19 | ガン闘病記
獣医に行かないから、家でいろいろやってんだ。
まっ、おいらにはその方がいいんだけどさ。
こんなときにクルマ乗るなんて、カンベンだよ~。
==============================

「来た、来た、来た、来た!!!」
アイツが騒いでる。
なにが来たんだ?なんかおいらに関係ありそうな感じ、って思ってたらホントにそうだった。
ほらな、四つ足の方がデリケートなんだ。

「ピッピ、きょうからこれも飲もう!
EEMライジンって言うの。
日本から送ってもらったのよ。これキノコなの。これでメンエキリョクつけて、ガンと戦うのよ。がんばろうね、おいしいといいね!」
キノコ?
メンエキリョク?


とにかく「トランスファーファクター」みたいなもんらしい。あっちはウシとチキン、こっちはキノコ。みんな喰いもんなんだろう、おいらに喰わせるくらいだから。
「トランスファーファクター・プラス」みたいにマズくないといいけどな。

どうせ、スポイトにみ~んなまぜちまうから、おいらはなにがなんだかわかりゃしない。
アーン
ってやられて、下向いたときにはもう
ゴックン
なのさ。

飲んでみたぜ、ライジン。
う~ん。なんて言うかだな。そんなに飲みにくくはなかった。
咳も出ないし、むせもしない。もちろん吐かないしね。
「トランスファーファクター・プラス」よりは飲みやすいかな。
それに、なんだか喰いたくなってきたんだ、これ飲んだら。
(つづく)


最新の画像もっと見る