シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0301■夢かオネショか

2007-09-12 | ガン闘病記
ホントにゴメンよ~。またごぶさただ。でも、おいら生きてるぜ。すごいだろ?
ガリガリだけどね。
この間、いろ~んなことがあったよ。
==============================

けっきょくオネショは2回で停まった。
後片付けをしなくていいアイツはウレシイやら、「細胞が生まれ変わんない!」と残念やら。
おいらはまぁ、しない方がいいんだけど、それぐらいぐっすり寝られるのは確かにいい。

最近はジーっと薄目を開けて起きてることが多いからね。
なんでかな、あんまり眠れないんだ。
(こんな感じかな?「寝不足のネコって?」って言われてるけど→)

夜なんかみんなが寝てるとき、隣でアニキが
クーカクーカクーカクーカ
音を立てて寝てるのを聞きながら起きてるんだ。
だからぐっすり寝られると気分がいい。オネショしちゃうくらいなら、なおさらさ。

でもね、あのオネショにはちょっと理由があったんだ。
あのときのおいらは薄目を開けたまま、ぼんや~りしてた。寝てもいないし起きてもいないような、
夢でも見てる感じかな。
そのときにソレが来た。
なんて言っていいかわかんない、なんかなんだ。前にも何回かこんなことがあったから、
「あっ。」
っと思った。でも、おいらはジッとしてた。怖くはないし、ヤな感じもしない。

ソレはなんかこう、空気の塊みたいなもんで見えないし、においもない。でもちょっとあったかい。気がつくとソレに包まれてて、肉球がいつもよりものすごくデッカくなった気がする。
アゴの下にある前足はいつもとおんなじなのにね。
そんなときはただジッとして自分の頭の中のテレビを観てる。おもしろいし、気持ちいい。
ホント、夢みたいなんだ。

デッカい肉球といっつも磨いてるピッカピカの爪があれば、どんな木だって屋根だって登れそうな気がする。おいらはうーんと高いところに登って、うーんと遠くを見てたりする。シンガポールや香港の家の中で育ったから、ホントは木なんか登ったことないんだけどね。
なんだか不思議なんだ。この話はまたな。
(つづく)


最新の画像もっと見る