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「ネーコはコタツで丸くなるっていうけど、ピッピはストーブの前で丸くなんないじゃん。」
「デブだからじゃない?これで一番丸いんじゃないか。」
ほっとけよ!
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四つ足のおいらたちが二本足の役に立つと思うか?
連れ合いはいつも文句を言う。
「飯ばっか喰ってないで(ごろごろ寝てばっかいないで、って言うときもある)なにか役に立てよ~」
と。
「キャットフードの箱のモデルとか、なんかやることあるだろう。」
とも言う。
なんのことなのか、おいらにゃさっぱりわかんない。とにかく文句が言いたいらしい。
ここでアイツが言う。
「いーの、いーの、かわいいのが仕事なんだから。ねっ?」
そしてギューっと抱く。苦しいってば。
前にもこの話したことあったよな? ホントにこれを14年もやってんだぜ!それでもおいらたちが飯ばっか喰ってごろごろして、モデルとかもしないんだから、いいかげんわかれよ、
四つ足は二本足の役に立たないって。
別に二本足のためにペットやってんじゃない。二本足がおいらたちを「ペット」って呼ぶからペットになっただけさ。おいらはシロ猫。それだけさ。ホントはペットでもピッピでもないのさ。みんなアイツらが決めたこと。
でも、そんなおいらもちょっとは役に立ってるらしい。
なにをしてるかっていうと、朝、アイツを起こすんだ。アイツらの寝てる部屋の外で「ニャー」と鳴く。アイツが起きてきて、玄関のドアを開ける。おいらとアニキは外へ。アイツは着替えて口に棒を入れてガリガリやる。
それが役に立ってるんだと!
おいらが鳴く時間が、ちょうどアイツが起きたい時間らしいんだ。
「すごーい、ピッピ。どうして時間がわかるの~?」
っていつも聞かれる。そりゃそうさ、キッチンに行ってデカい時計を見てから鳴いてんだから。
な訳ないだろ!
でも、ホントにこうやって役に立ってんのさ。なんでそうなるかはこの次、話すよ。
(つづく)