シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0317■許可

2007-09-22 | 最後のメッセージ
白いネコって誰だ?
おいらが知ってるのはママくらいだけど。しっかり見つけて、ついてくよ。
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「こんにちは」の人、あきこさん3回目の交信のあと、いつものようにアイツにメールをくれた。



ピッピちゃんの意識は数日前からあちらへいったり、きたりしているようです。
ピッピちゃんとはちがう 白いネコちゃんが見守っているようです。

おつらいでしょうが 最期の時には どなたかハートと前足にそっと手をあてて
『いっていいんだよ』と心で許可を与えてあげてください。

あちらの世界へ恐れなく平安に移行する助けになります。



アイツはおいらを抱いたまま、パソコンの前で口に手を当てて泣きながら読んでた。連れ合いも一緒に泣いてる。

おいらはそれをちょっと離れたところから見てた。
そう、メールが来たとき、おいらの目はもう2度と開かなくなってた。おいらがからだを出たすぐあとだったんだ。でも、アイツらのそばにいた。

あきこさんはみんなわかってた。
おいらの記憶はホントにあったりなかったりだったんだ。前のガンのときはあまりの苦しさに「感じること」を止めてたからなにも覚えてなかった。でも、今度は痛くなかったから、おいらはみんな覚えてる。だけど、最後の何日か、多分、アイツらが大騒ぎをした日からは覚えてないこともあるんだ。

おいらはアイツが抱っこして、お腹に手を当ててるときにからだを抜けた。
もうひとつの手はおいらの頭の下でしっかりおいらを抱いてた。もうからだに力がなくて、支えてもらわないと前足と後足がからんじゃうほどグニャグニャだったからね。前足に手があるより、その方がよかったかもな。

「許可」
はもらってたよ。とっくに。アイツは前にあきこさんに聞いて知ってたんだ。
「えっ?」
って思うくらい早くにもらった。アイツは喰えないおいらに喰わせながらも、『いっていいんだよ』とも思ってた。
だから、決めるのはおいらだったんだ。

あきこさんは、
「間に合うといいのですが」
って言ってたけど、ほらな、間に合ったんだ。
交信もできたし、レイキもメッセージももらったよ。ありがとニャン。

(←「許可」はもらってたんだ。これも9月13日)
(たぶん、つづく)


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