シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0282■トランスファーファクター再び

2007-08-09 | ガン闘病記
アニキはインシュリンの注射。
おいらはスポイトでトランスファーファクター。
二本足の手がなきゃ、絶対ムリだって、こういうのは。
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おいらはガンなのに、二本足が好きで四つ足がキライな獣医に行ってない。
2回めのガンは化学療法ができないから、アイツらも「行ってもしょうがない」って思ってるらしい。珍しく意見が合ったよ。いつもは反対なんだけどね。

だからガンになっても前とおんなじ毎日さ。これは助かる。
ストーブがついたり、おいらの毛布があったり、毎晩一緒に寝るようにはなったけどね。
ひとつだけ違うことがある。

また、「トランスファーファクター」を飲み始めたことだ。
前のガンのとき、副作用で死にそうになってたときに、連れ合いがこれをどっかからもらってきて、アイツがおいらに飲ませたんだ。

そうしたら、おいらの目がもう一回開いたらしい。
もちろん、あの頃のことはほとんど覚えちゃないから、おいらは覚えてないんだけどね。味もまあまあだし、そのあともずっと飲んでたっけかな? 

あの頃はなんにも喰えなかったし、水も飲めなかったから、なんでもかんでもスポイトで口に流し込まれてたんだけどさ。おいらもなんだかわかんないまんま、ゴクってやってたよ。口を上に向けられてるから、下向くだけでゴクっになっちゃうんだけど。

今は「トランスファーファクター・プラス」ってのも飲んでる。
今まで飲んでた「トランスファーファクター」よりイイってアイツが聞いてきたから。
でも、これがマズくてねぇ~。
粉っぽいからヘンなとこに入ると涙が出るほど苦しい。

吐いちゃうときもあって、アイツは、
「もったいないなぁ!」
って言いながら、元の「トランスファーファクター」と一緒に飲ませることにしたんだ。
だから、おいらいっぱい飲んでんだぜ。

いっぱい飲むようになってからはガンが大きくなるのがゆっくりになった。
3個目もデカくはなってきてない。あるけどね。
さーて、これでどこまでいけるかだ。
(つづく)


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