シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0305■歩けない

2007-09-16 | ガン闘病記
ごめんよ。おいらのメルアドがわかりにくいんだってな。
こっちだ↓
oirahapippi@yahoo.co.jp

それからここのコメント欄も開けとくよ。四つ足だから返事はできないけど、アイツが読んでくれる。コメントしてくれたら、ありがとだニャン。
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おいらはほとんど歩けなくなった。
歩けるっていっても、ここんとこはフラフラ、ヨロヨロ。5歩も歩けばバタっとなってた。
カーペットのないフローリングの床だと、
「おっ、ピッピのスケート!」
って言われるくらい、足がツーって広がっちゃってそのままヘタリ。
足にぜんぜん力が入んないんだ。

きのうは特にひどかったな。1日中、箱の中で横になってたよ。

(子どもたちが使ってたベビーバスが今じゃ、おいらのベッドなんだ。外に出るときはこれごとポン。ガリガリだから足がすっごく細く長く見えるんだ。これじゃ立てない訳だ→)

これだけ弱ると座ることもできない。テイケットウになったときのアニキがよくやるスフィンクス座りが精いっぱい。それだって、首が重くてすぐに横に倒れちゃう。
「あんな座り方!」
って思ってたけど、今ならアニキの気持ちがわかるよ。ホント、動けないんだ。

(←これがおいらのスフィンクス。このままよくバタって横に倒れるんだ)

だからトイレなんてムリのムリムリ。四つ足は座ってするからね。座ろうとしても尻餅で、そのままスフィンクス、そしてバタっと横に倒れる。トイレの中で!
まっ、アニキは外派でトイレは使わないから、おいらが使わないトイレはキレイなもんなんだけどさ。

もう2日以上使ってないな。

トイレができないから、今は寝てる箱の中でおもらししちゃう。
オネショと違って、起きてるときもあるから、キレイ好きな四つ足としてはがっかりだけど、しょうがない。一応、出たときは鳴く。そうすると、アイツがウレシそうにすっ飛んでくる。

「よかったね~、オシッコ出て。どんどん飲んでどんどん出しなね。タオルなんていっくらでもあるんだから、大丈夫よ。がんばれピッピ!」
って言いながら、庭に咲いてるラベンダーと同じにおいのする水でそうじしてる。これだときれいになるらしい。このにおいはいつもかいでるから、おいらもOKなんだ。

どんどん出せばオウダンの黄色いのがなくなるってアイツは言うけど、そうなのか?
あとは太ると黄色が薄くなるんだと。こればっかりはね、今はホント喰えないから。
「これでシジミがあればね。肝臓にははシジミが一番なんだけど。」
とも言ってる。なんだ、シジミって?またなんか喰わせられんのか?

ガンガン飲まされてるから、毛はフカフカだ。脱水症状は苦しいからね、これはよかったんだけど。
でもスポイトで飲むのは大変だよ。早く自分で好きなだけ飲みたい。まずは座れるようになんないとな、二本足みたいにコップで飲むわけじゃないからさ。
(つづく)


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