シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0319■ガンはどこから

2007-09-23 | 最後のメッセージ
きょうも雨が降った。
からだがないと日向ぼっこもないから、雨でも別にヤじゃないな。
それどころか、雨に濡れたときの感じが懐かしかったよ。
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アイツはずっとガンが戻ってきた理由を知りたがってた。
「ガンはストレス」って思ってるからなんだ。ストレスって「心配」ってことだろ?
だから何度も何度も何度も、同じことを言ってたんだ。

「ピッピ、なにを心配してるの?心配することなんかな~~んにもないのよ。香港よりニュージーランドの方がいいでしょう?お散歩もできるし、外で日向ぼっこもできるし。ママもパパもいつもお家にいるし。チャッチャも元気だし。もう引越しもしないわ。な~んにも心配しなくていいのよ。心配なんか捨てちゃいなさい。

「捨てちゃいなさい。」
って言われてもね、それがなんだかわかんなきゃ、捨てようがないだろう。
心配?四つ足のおいらが????

アイツはずっとタビが来たことがその理由じゃないかと思ってたんだ。
タビの話を全部できなかったのはちょっと残念。もっとさっさか話すべきだったよな。そもそもヤツの話を始めたのはガンがわかってからだったんだ。でも、ガンがどんどこ大きくなって話が終わる前に、おいらのガンの話を始めちゃったからな~。

ヤツはクリスマスの頃から庭によく来るようになってた。
夏が終わるころには家の下に住み着いてた。
3月にはなんでヤツがうちにいるのかわかったんだ!
まぁ、この話はおいらがいなくなってからでも、アイツがUPするよ。話だけはしてあるから。

で、4月においらのガンが見つかった。
ガンとタビを一緒に考えたくなるのもわかんなくはないよな。
だから、「こんにちは」の人、あきこさん最初の交信のときも、

「新しいお友達ができたの?」
「ママがそのコがピッピちゃんのストレスなんじゃないかと心配してるけど。」
って聞かれたんだ。

ママが?心配・・・?なんのことだ?
って思ったけど、すぐに気がついた。
「そうかアイツに頼まれて聞いてるんだな。」
ってね。

おいらの返事は、
「ちがう。来たときはびっくりしたけど今はそうじゃない。」
だった。ホントにその通りだ。その頃には毎日毎日タビがいて、もうビックリもなにもなかったからね。

(←ずっとこんな感じだったぜ)

(たぶん、つづく)


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