シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0128■ネコのいいネコ

2005-12-27 | アニキ物語
おいらはシロ猫のピッピ。ニュージーランドに住んでんだ。
メルマガ「おいら物語」を更新したぜ。じゃ、よろしくニャン。

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最近二本足がいっぱい来るけど、おいらたちを追いかけて来るほど小さい子どもがあんまり来なくなった。うちの子どもが大きくなったからかな~。
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アニキがドアのところに座ってる。気がついた連れ合いがドアを開ける。アニキは外に出て行く。
「ネコがいいね~」
ガラスのドア越しにアニキの茶色い姿が見える。気がついた連れ合いがドアを開ける。アニキは中に入ってくる。
「ネコがいいね~」

食べ物を置く。アニキは食べる。
「ネコがいいね~」
取り替えた水を置く。アニキは飲む。
「ネコがいいね~」
糖尿病の注射器を出す。アニキは立ち止まる。
「ネコがいいね~」

おいらがドアのところに座ってる。気がついたアイツがドアを開ける。
おいらは首だけ伸ばして様子を伺うだけで、外に出ない。
ガラスのドア越しにおいらの白い姿を見つけたアイツがドアを開ける。
おいらは中に入らない。

食べ物を置く。おいらは食べる。
取り替えた水を置く。おいらは飲むときもあるし、飲まないときもある。
トイレをきれいにする。おいらは一目散にトイレをしに行く。

おいらは「ネコがいいね~」とは言われない。どうやら二本足の思うとおりにすれば、「ネコがいい」と言われるらしい。
これでいくとおいらは「ネコがわるい」ってことらしい。

外に出たいときもあれば出たくないときもある。でも、腹はいつもすいてる。きれいなトイレは気持ちいいしね。おいらはなんと言われても、このままさ。
(ちゃんとアニキをなめなめ。いいネコもやってんだぜ→)
(つづく)


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