朝食の跡かたづけをしながら、フキを茹でる。

天気はだけど、家の中では過ごしやすい。　気温が下がったせいか、周囲の里山の桜景色にさほどの変化は見られないけど、ところどころに若葉色が混じってきた。　この日々の移り変わりを眺めていると、心静まり、穏やかさに包まれる。

昨日、あまりにも美味しそうでみごとな＜フキ＞をそごうで見つけ、素通りできずに求めてきた。

帰りの電車の中で、どんな楽しみ方をしようかとあれこれ考えてはいたけど、そのまま野菜室に一晩おいてしまった。


朝一番に昆布を水に浸し、朝食の後片付けをしながらフキを茹でる。今日はやはり昨日求めてきた薄揚げと炊くことにして、薄味のだし汁で薄揚げを弱火でじっくり味をしみ込ませてからフキを加えひと煮立ちで火をとめ味を含ませる


しゃきっとした歯ざわりのフキが好きなのですぐ鍋から蓋のある器に移して冷ましながら味をなじませる。


煮物をするときはたいがい朝食の片付けをしながら調理をすることにしているし、葉物は買ってきたらすぐ茹でたりして保存する。味はなじむし、青物はすぐ応用できるので便利。


ひとり暮らしは面倒と思ったら全て自分に戻ってきてしまうので、ついでの仕事で一緒に終わらせてしまうのを楽しむようにしている。


今晩から花豆を浸しておいて、明日は朝からじっくり煮豆を作ることにしよう。

食卓の味と彩りにも甘いお豆はうれしい一品となる。