旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

宝山寺

2020年07月25日 | 旅 歴史

奈良県生駒市門前町に宝山寺があります。
 都史陀山・宝山寺は生駒山の東側中腹にあり、生駒聖天(いこましょうてん)の名で広く知られる真言律宗の大本山です。この地は役行者の開いた修験者の行場として栄え、弘法大師も修行したと伝えられています。
 延宝6年(1678)、湛海律師(たんかいりつし)が入山して中興となり、諸堂を整備しました。貞享3年(1686)に聖天堂に祀った歓喜天は、生駒聖天として広く信仰を集めるようになりました。江戸時代には、宝山寺は商売の神として大阪商人の信仰を集めました。
 元禄12年(1699)、東山天皇から皇子誕生祈願の勅命を受けて法験をあらわして以来、明治維新まで勅願寺となっていました。徳川幕府や、郡山藩主柳沢家からも崇敬され繁栄しました。大正7年(1918)には日本最初のケーブルカー、生駒鋼索鉄道(現・近鉄生駒鋼索線)が敷設されています。
 長い参道の両側には燈籠が並び、般若窟と呼ばれる大岩壁を背に、本堂、聖天堂、多宝塔、観音堂、奥の院などが建てられています。麓から続く参道の階段は奥の院までを含めると千段にのぼり、年間300万人もの参拝客を集めています。宝山寺の客殿である獅子閣は国の重要文化財に指定されています。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


日本一周 ブログランキングへ

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村


http://blog.fc2.com/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする