旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

松尾神社

2017年03月29日 | 旅 歴史
 京都府木津川市山城町大字椿井に松尾神社があります。
 松尾神社は「上の宮」とよばれ、椿井から上狛にかけての人々の信仰を集めてきました。「下の宮」と呼ばれていた御霊神社は明治13年(1913)内務省の神社の統廃合令によってここ松尾神社境内に遷座され、摂社となっています。
 松尾神社は旧郷社で、通称「樺井の社(かばいのやしろ)」と呼ばれています。大山咋神の化身である樺井翁と軍議を談じ、翁が姿を消した後に残された宝珠が大宝元年(701)に秦都理の霊夢に現れ、この宝珠を得て、神体として宮殿を創建したという伝説が残されています。
 松尾神社は天平勝宝年間(749~757)に創建されたと伝えられています。前身は延喜式内社の樺井月神社に相当すると思われます。弘安3年(1280)には正五位上を授けられています。本殿は文化5年(1808)に奈良の春日大社の若宮本殿を移築したもので国の重要文化財です。
  松尾神社の拝殿と表門、また右側に鎮座する摂社御霊神社本殿は昭和58年(1983)に京都府の登録文化財に指定されています。松尾神社の森一帯は松尾神社文化財環境保全地区に指定されています。付近には松尾古墳群をはじめとする小さな古墳群が散在しています。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


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