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インテリアコーディネーターのブログ。
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今や照明業界の主流?LEDのこれから

2012-09-10 | イベントレポート
久しぶりに建築分野の勉強をしてきました。
LEDセミナー。
正直なトコロLEDはもうお腹いっぱいなんだよー。という気持ちもあるのですが、
年々照明器具カタログのLEDページが増えるものだから、勉強しないわけにもいきません。

そういえば、私がいつか買ってやる!と心に誓っているルイスポールセンのPH-5も、LEDを搭載した商品が店頭に並んでいるのだからビックリ。

1958年の発売から世界中で愛され続けている名作。約50年の間に電球型蛍光灯が発売され、今やLED。
消費電力が小さくなる訳だから、理屈で考えれば電球交換の対応が出来て不思議は無いのだけれど、デザイナーであるポール・ヘニングセンが生きていればどう思うかなぁ?と、ついつい余計な心配をしたくなります。

さて震災の影響もあり、みんなが「電気」について深く考えるようになった2012年。
家庭内で使われる消費電力の大きい製品と言えば、
テレビ、エアコン、冷蔵庫を思い浮かべられる方も多いと思います。
(私がインテリアコーディネーターの資格取得を目指して勉強していたころはこれらがワースト3でした。)

ところが、皆さんの記憶にも新しい「エコポイント」制度の際に、エアコンとテレビはすごく頑張ったのです。
私たちが、電化製品を買い替えて商品券や様々な商品を手に入れて目先の利益を得た裏で、将来にわたる利益=省エネ化を進めていたのですね。

その結果
ワースト1位 冷蔵庫 14.2%
2位 照明13.4%
3位 テレビ8.9%
4位 エアコン7.4%
5位 電気温水器5.4%
と、家庭内の消費電力に占める照明の割合がとても大きくなってしまっているのです。

電球をLEDに交換すると白熱灯で86%、蛍光灯で35%減というのですから、LEDはかなり貢献してくれることになります。

また、2012年7月1日よりようやくLEDがPSE法(電気用品安全法)に追加されました。
これで、安心して購入することのできる商品が売り場に並ぶことになり、みなさんにオススメしやすくなりました。

但し、この日以降PSEの定める基準に満たない商品の製造は禁止されましたが、この日までに製造された商品は在庫に限り販売しても良いことになっています。

やたらと安いLED、あまり聞いたことのないメーカーが製造しているものは危険ですので購入の際はご注意くださいね。

そして何度もこのブログ内でお話ししていますが、照明器具の寿命はランプだけではなく器具にもあります。LEDに変えたから長寿命♪という単純なものではなく、一体その器具を何年使っているのか?も考えてくださいね。

とりあえず、試してみたいな~。という方はアウトドアから。
室内照明で検討される際には、なるべくLEDは1部屋まるごとLEDに。(同じ色温度でも蛍光灯とLEDでは色味が違って見えます。)
電球だけを替えるより、器具ごと替える方が無難です。

LEDは光が強いので眩しく感じてしまうことが良くあります。LED搭載の器具としてメーカーが販売しているものはその眩しさ感を抑える工夫がされています。

また、電球交換の際に消費電力の目安として白熱灯60W相当が7Wです。
私の個人的な感想としては、例えば60Wのポーチライト(蛍光灯なら15W程度)をLEDに変更する場合、4.5Wでも十分だと思います。

これからますます増えるLEDの照明器具。
ただ、個人的な要望としては電球だと何ワットで対応できますよ。ってコトがカタログに記載されていると、空間のイメージに合わせて電球を選ぶことができるので、親切なのにな。と思っています。
これからは器具デザインだけでなく、ランプや光もユーザーが選ぶ時代だと私は思っています。


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