JR只見線沿いの国道を小出側からしばらく進み、上条駅前で左折し更に山間に分け入っていくと、少し開けた所に集落が広がります。
その集落を更に進むと、ふいにくたびれた建物が。これこそ、今回の目的地である「守門温泉SLランド」です。
正式名称を「守門温泉 青雲館」と言うこちらの施設。もちろんその名の通り温泉旅館…だったのですが、老朽化のため2015年3月末を以て営業を終了しています。おっと、これは嫌な予感…。
定期的な管理が行われなくなった建物はすぐに悪くなるものですが、それは鉄道車両も同じ。と言うことで、2年半の放置期間が過ぎ、荒れ放題となっています。。。
元々団体客等の客室として使われていたと言うオロネ10 2085と、SLランドの由来となっている29657。手間にロープが張られ、近づくことさえできませんでした。
オロネ10の方は以前はもう1両(オロネ10 2083)がいましたが、オヤ10 2がリニア・鉄道館に収蔵される際、オロネ10 27へと復元する際に部品を供給するために解体されたそうです。
もはやこちらからではその状態を確認することすらままならない29657。
人気の無い場所に放置されているこれらの車両たち。このまま朽ち果てて行くのを待つしかないのでしょうか。。。
〈物件データ〉
設置場所:魚沼市西名新田 守門温泉 青雲館跡地(国道との分岐点に看板あり)
公開時間:特に無し
撮影データ:2017年9月23日 14時頃
コメントありがとうございます。
いつ頃使用停止になったかは、調べてもなかなか出てきませんでした。2001年ということであれば、もう18年も経つんですね…劣化具合にも納得です。