あの車両を訪ねて

全国の保存・放置車両を訪ねています。

東京都交通局7500形7514/江戸東京たてもの園

2015-11-05 | 東京都
季節も移り変わり、すっかり秋模様ですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
しばらく続けて来た都電保存車シリーズもそろそろ終わりが見えて来ました。少し飽きが来ている方もいるかもしれませんが、もう少しお付き合い頂けると幸いです。
ということで、本日もご紹介するのは都電の保存車両、7500形7514です。



東京都で最大の敷地面積を誇る、小金井公園。この公園の一角にある「江戸東京たてもの園」内に、今回ご紹介する車両は鎮座しています。
とは言っても、これまた7500形、7514です。7500形は保存例が多く、今回もご紹介する形となりました。



江戸東京たてもの園で保存されている7514は、都電荒川線のワンマン運転が開始されると同時に廃車となった車両です。ワンマン改造を受けていないため、原型を維持しているのが他の同形の保存車と異なる点となっています。
同車が保存されている「江戸東京たてもの園」は、その名の通り建造物の博物館であり、江戸~昭和時代に建造された建物が計30棟移築されています。7504は、この中の東ゾーンと呼ばれるエリアに静態保存されています。



この車両の特徴は、日が落ちてくると室内灯が点灯するところでしょうか。特に冬季は日の入りが早いため、室内灯の点灯した姿を見易くなっています。

今月の三連休には、夜間ライトアップのため開園時間が延長されます。夜の帳の下りた中で、明るく浮かび上がる都電の姿を見に行くのもなかなかにオツではないでしょうか。

〈物件情報〉
設置場所:東京都小金井市 小金井公園/江戸東京たてもの園内
公開時間:冬季 9時半~16時半、夏季 9時半~17時半

撮影:2011年12月6日 16時頃