あの車両を訪ねて

全国の保存・放置車両を訪ねています。

日本国有鉄道C11形C11 245/鵠沼運動公園

2018-02-17 | 神奈川県


湘南の海沿いにほど近く、住宅街の中に広大な公園が広がっています。八部公園、または鵠沼運動公園と呼ばれるこの公園には、野球場やプールなど様々な施設が設置されており、地域の憩いの場となっています。
そんな敷地の中、野球場の脇には、少し鉄分の濃い空間が。ミニSLの周回線路に囲われたその中心に鎮座している車両が、今回の目的の物件です。



しっかりとした線路の上、立派なホームの脇に据え付けられているのは、C11 245です。ご存知の通り小型のタンク機関車であるC11、国内でも多くの車両が動態保存されていますね。
こちらで保存されている245号機は、新製配置が新発田区、最終配置が小牛田区と言う北国生まれ北国育ちの車両です。この地域とはあまり縁が無かった筈ですが、綺麗に保たれており、愛されている様ですね。「しおかぜ」のHMがこのカマの存在感をより一層引き立たせています。



後位側もこの通り綺麗に記録することができます。現役の様な黒光りは非常に魅力的です。

晴れていると撮影に苦労しますが、HMも掲げられており他の保存機とは違った表情を見ることができます。近くまで訪れた際は是非。

〈物件データ〉
設置場所:神奈川県藤沢市 鵠沼運動公園(八部公園)内
公開時間:9時~16時(月曜日と祝日の翌日は開放されていない模様)

撮影データ:2017年10月30日10時頃