あの車両を訪ねて

全国の保存・放置車両を訪ねています。

国鉄D51 296、国鉄RB10 1、東京都交通局6191/郷土の森 交通遊園

2018-06-01 | 東京都
西武多摩川線の終点、是政駅から歩いて15分ほどの歩いたところに広がる、大きな森。「府中市郷土の森」と名付けられたゾーンの一角に、様々な乗り物が集う「交通遊園」があります。
多くの鉄道車両で賑わうこの公園に再訪して来ましたので、再編集して公開させて頂きます。



府中市の多摩川沿いに広がる「郷土の森」と呼ばれるゾーン。博物館や体育館、そして広大な公園エリアと様々な公共施設が並ぶ中、それなりに大きな規模で展開されているのが、交通遊園です。
そんな遊園の中には、機関車が2両、それに都電が1両保存されています。



まず1両目は、D51 296。こちらの車両は説明するまでも無いでしょう。横に設置されている案内看板によると、1972年に廃車となり、当所に保存されたものだそうです。最終所属区は青森機関区だとか。



続いては、EB10 1。かなり小柄なこの車両は、元を辿れば蓄電池機関車のAB10形として登場した個体です。その後電気機関車へと改造され、1971年まで活躍したとのこと。
同形式の保存例はこの1両のみとなっており、貴重な存在です。



そして3両目が、お馴染み都電の6000形、6191です。一見すると状態が悪いように見えますが、実は修復中の姿です。実際に状態が悪い時期もありましたが、ボランティアの活躍により、訪問時点でもなかなかのコンディションでした。現在も修復作業は続いているとのこと。

更に、この遊園内には2台のバスも保存されているので、ついでにご紹介します。



1台目は、京王バス東 中野営業所に所属していたA49902号車。メーカーは日産ディーゼル、形式はKC-JP250NTN…とのことですが、正直よく分かりません。苦笑
西工の96MCボディは都内でも頻繁に見かけましたが、こんな車両でも保存される時代なんですね。



2台目は、府中市コミュニティバス「ちゅうバス」で使われていた京王バス中央 府中営業所のB20803号車。コミュニティバスではお馴染みの日野リエッセで、形式はBDG-RX6JFBA改。CNG車で、車内後部にタンクを積んでいます。お陰で乗車定員が少なそう。こちらは2017年7月に除籍された後に当園に来た様です。新入りですね。

この様に様々な車両が展示されている、郷土の森 交通遊園。博物館は紫陽花が咲き誇るそうですので、この時期のお散歩にはピッタリです。

〈物件データ〉
設置場所:東京都府中市 郷土の森公園 交通遊園内
公開時間:10時-16時半、火曜定休

撮影データ:2018年5月16日15時頃

※2019.3.28 記事内に誤りがあったため、訂正しました。ご迷惑をおかけしました。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
府中交通遊園など (元朗)
2019-03-17 10:28:21
初めまして。本日、のと鉄道のことを調べていましたら辿りつきました。
文化財たる保存車の全国訪問、その行動力にまず感服しました。
個人的に路面電車ファン、京王ファンです。実家の近くに都電7514(塗り替えのたびに現役当時より色が濃くなっていく)、現在の家の比較的近くに交通遊園の6000があり、都電撮影から趣味に入った私としては満足しています。
府中交通遊園の件でひとつ訂正させていただければ幸いです。
京王バスの一般車は三菱ではなく日産ディーゼル(現UDトラックス)です。京王バスにとってこの型式はバリアフリー化の端緒であり、エポックメーカーでした。この車の先代としていすゞキュービックが置かれていたと聞きます。
新顔のちゅうバスは同期車がまだ現役であり、展示車はCNGの不調かと察しますが、その運命の差を感じるところです。
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ご指摘ありがとうございます。 (みどあず@管理人)
2019-03-28 20:48:39
元朗さん>
コメントありがとうございます。

のと鉄道の記事は2016年のものとなりますが、それなりに現状をお伝えしたつもりですので、よろしければご覧下さいませ。また、お褒めの言葉ありがとうございます。

都電は保存車両が多く、巡るのは楽しいですよね。7514は確かに濃い気がしますが、メンテナンスされているのは喜ばしいことと感じます。

さて、今回記事中の文面に対しご指摘の件ですが、記事中の形式を検索すれば簡単に日産ディーゼルと出てきますね。。。勘違いとはいえ、誤記となってしまったことを謝罪します。また、ご指摘感謝致します。

記事の文面は即日訂正させて頂きましたので、ご確認くださいませ。

記事数もまだまだ少ないですが、よろしければ今後も見守って頂けると幸いです。
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