あの車両を訪ねて

全国の保存・放置車両を訪ねています。

JR東日本115系クモハ115-1061、E4系E444-1/新津鉄道資料館(その3)

2017-10-12 | 新潟県


さて、3回に続いてご紹介してきた新津鉄道資料館の保存車両ですが、今回が最後の回となります。
今回の記事でご紹介するのは、今年の夏から公開を開始した、まだ保存されたばかりの2両です。



まず1両目は、長らく新潟のローカル輸送の主力であり続けた115系クモハ115-1061です。
新潟車両センター所属のN-15編成の先頭車であった同車。6月下旬に陸送され、無事当館の展示場所へと収まりました。
二次新潟色と呼ばれる白と緑を基調としたこの塗装は、現在こそ少なくなってなっているものの、1990年代前半から今日に至るまでの長い間、新潟を代表する塗装でした。そういう意味で、この塗装の115系が新潟の地に保存されたのは非常に意義深いことだろうと感じます。



残念ながら訪問した時間帯は連結面側が順光でしたが、前面側が順光になる時間もありそうですね。薄緑色の貫通扉は、国鉄型車両に共通する特徴です。

さて、クモハ115-1061の隣には、非常に大柄な車体が鎮座しています。



登場当時、大きな話題となった「全車二階建て新幹線」、通称“Max”。華々しくデビューしたE1系初代Maxの後継車として1997年から運用を開始したのが、二代目“Max”ことE4系新幹線です。
一編成が8両となり、二編成連結の16両編成では日本最大となる1600名超を同時に輸送することの出来る同形式は、当時増え続けていた旅客需要に対する切り札として活躍しました。
しかしながら、北陸新幹線の金沢延伸や東北新幹線の高速化、そして老朽化に伴い徐々に廃車が進行しており、このE444-1を含むP1編成は2016年頃に運用を終了、2017年6月に当館へと搬入されました。



連結面側から見ると、その大きさに圧倒されてしまいますね。2014年より順次変更された新塗装での展示となっていますが、いつかは登場時の塗装に戻してくれたらな、と少し思っていたり。

私の訪れた時点ではこの2両には屋根が設置されていませんでしたが、いつ設置されるか分かりませんので、青空の下で撮影されたい方はどうぞお早めに。

〈物件データ〉
設置場所:新潟市秋葉区 新潟市新津鉄道資料館内
公開時間:9時半~17時(車内公開はイベント時のみ)

撮影データ:2017年9月24日11時半~13時頃




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