あの車両を訪ねて

全国の保存・放置車両を訪ねています。

JR東日本オハネフ25 121、オハネ25 151、オロネ24 5/ふれあいらんど岩泉

2022-09-06 | 岩手県
お久しぶりです、緑のあずさです。

5月にひと悶着あった保存車界隈ですが、すっかり落ち着きを取り戻した様に見える事と、特に影響力がある訳でもない自分がたかがブログの記事を公開停止した所で何か事態が変わるものでも無いと思い、適当にタイミングを見計らって公開を再開しようと考えていましたが…再開します。ご迷惑おかけしました。

記事にしていないだけで変わらずにあちこち巡っているので、ゆっくり記事化して行ければと思います。
ご覧の皆様、どうぞ今後共よろしくお願い致します。

さて、昨年5月以来1年と4ヶ月ぶりとなる記事(ほんとにすいません)は、ようやく訪れる事ができた憧れの…ブルートレインです。



今回ご紹介するのは、岩手県下閉伊郡岩泉町にて保存されている24系オハネフ25 121、オハネ25 151、オロネ24 5の3両です。

保存場所は岩泉町の中でも三陸鉄道リアス線の走る海岸沿いではなく、廃止となったJR岩泉線岩泉駅からの方が近い「ふれあいらんど岩泉」なる施設。
日本各地に行きづらい保存車両と言うものは多いですが、こちらはまあなかなか都心部からはアクセスしづらい…。
車以外で行くとしたら…町営バスとかその辺りになるらしいですね。

24系寝台車は割と各地で保存されているイメージですが、こちらの3両ははそんな保存車の中でも「実際に宿泊できる」と言う非常にそそられる物件となっています。
以前から訪れたいと思っていた物件の一つですが、この夏に三陸鉄道撮影旅行を盛大に敢行した際の宿として利用させて頂きました。



園内はキャンプ場となっており、コテージやテントサイトに混じってブルートレインが設置されています。3両全てが宿泊施設として利用でき、希少性云々だけでなく「収容力」に目をつけてやってくる団体なんかもいるとか。実際私たちが訪れた際もB寝台2両は団体利用が入っていました(管理人さん曰く「特に鉄道好きではなさそう」との事…笑)。

到着が夕刻近くになってしまったので、まずはそそくさと外観撮影。



まずはA寝台、オロネ24 5。オロネ24形は9両しか製造されなかった少数形式ですが、ポッポの丘に2が、京都鉄博に4がそれぞれ保存されています。
青森所属時は寝台特急日本海一筋で運用され、引退後も「日本海」を冠する施設に転用の上現在も本来の役目そのままに活躍し続けている車両です。



こちらはB寝台、オハネ25 151。いわゆる24系25形と言うやつですね。
青森所属時は「日本海」「あけぼの」に充当され、関東にも関西にも顔を出していた様です。様々な地域の方が「乗ったことある」と思えるのはブルートレインならではでしょうか。



そしてこちらもB寝台、オハネフ25 121です。こちらも「あけぼの」寄りで運用されていた様ですね。24系は幕さえ変えれば全国津々浦々どこの列車にも変身するので、保存車としても面白い所です。

と、言う訳で。



幕回しました。寝台特急「富士」!



寝台特急「北斗星」!!最高!!!

なんと、全幕回す事ができるんですねここ…素晴らしすぎます。同行者である友人と協力し、全コマ撮影してきました。気になる全容は…是非現地で確認して頂ければ。

幕回しをしている内に夜も更けてきたので、荷物を自分たちの泊まるオロネ24 5に入れ、ついでに車内を少し撮影。



車番プレートと製造メーカーである日本車輌製造のプレート。



ブルートレインに泊まれる所は最近また増えていますが、開放A寝台に泊まれるのはここだけ。とても貴重な経験をする事ができました。



上段より。実際に宿泊したのは通路を挟んで向かい側の12A上段でした。



後付けの空調もそれなりに馴染んでいてGood。これのお陰で快適に過ごす事ができました。

なお、車内のトイレや洗面台も現役当時のまま利用する事ができ、これは走らないだけの動態保存ですね。
オロネ24 5は自分たちしか宿泊者がいなかった為、じっくりと往年の寝台列車の雰囲気を堪能し、上段寝台にて快眠しました。

翌朝、オロネ側に一応陽が当たるので撮影に回りました。



順光ではないですが。

撮影後は片付けをし、朗らかで気さくな管理人の方と談笑させて頂き、楽しいブルトレ泊を終えました。

20系寝台客車の廃車が進んでいた頃に同形式を使った宿泊施設が各地にオープンした過去をなぞるかの様に、14系・24系寝台客車の引退と共に各地で新たな住処を与えられた車両達が、宿泊施設として近年相次いで開業を迎えています。趣味的に大変面白い所ではありますが、20系を利用した宿泊施設のその後を顧みると、どう考えても行ける内に行くのが最適解であり、行って利用するのが言うまでも無く一番の支援になる事でしょう。
もちろん、永く大切に使い続ける事を前提にどこの施設も維持管理を行っておられる事とは思いますが、自分が後悔しない為にも、他の類似施設は早い所行っておきたいものです。。。
「ブルートレイン日本海」、是非皆さんもお出かけしてみてくださいね。

〈物件データ〉
設置場所:岩手県下閉伊郡岩泉町 ふれあいらんど岩泉内
公開時間:見学自体はいつでもできそう…?利用するのが一番楽しいかと。

撮影データ:2022年8月22日19時頃/23日7時半頃